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中沢敦「パルディア流 売れるマーケティング論」

大きくトクするポイントカード活用術はこれだ!コンビニで6%割引、極力クレカで支払う…

文=中沢敦/パルディア代表取締役

6%値引きを受けられるケースも

 では、さまざまな購入シーンにおいて、具体的にどのようにポイントサービスを活用すればより「トクする」ことができるのか、例をみていきましょう。

 コンビニエンスストアでは、一番利用するチェーンのポイントカードと電子マネーを利用するのがよいでしょう。例えばセブンイレブンの場合、auWALLETを使えば自分銀行のチャージと支払いで合計6%分のポイントが付与されます。

 また、NTTドコモのユーザーがローソンを利用する場合、DCMXなどを使うと、ドコモ関連のポイントだけで最大5%の還元に加え、Pontaポイントが1%加算されます。つまり、コンビニの買い物で6%値引きが受けられるのです。

 飛行機に乗る頻度が高い人は、日本航空か全日空の提携クレジットカードを申し込み、日頃からできるだけカードでの支払いを心がけることで、ポイントマイルが蓄積されます。国内航空会社のポイントは、有効期間前に他のポイントに変更するか、特典航空券に変えるよう、ポイント有効期限をチェックする習慣をつけることをお勧めします。

 海外に3年に1回程度行く人は、世界最大の航空会社、デルタ航空のクレジットカード利用をお勧めします。有効期限がなく、国内航空券を利用した半券をFAXするだけで、最大年間5000マイルももらえるお得なプログラムもあります。

 このように、生活の中でポイントを戦略的に使うことで、商品の購入代金や航空運賃を浮かせることができるのです。

習慣をつくる

 では、ポイントをためる上で心がける習慣を整理してみましょう。

・毎月、もしくは最低3カ月に1度は、各カードのポイント数と有効期限を確認する。
・電子マネーへのチャージは、クレジットカードで行う。電子マネーが使えるお店はクレジットカードではなく、電子マネー優先で使う。
・毎月支払う公共料金、買い物はクレジットカードで支払う。

 もちろん、ポイント欲しさにクレジットカードを計画性なく利用するのは本末転倒なので、心配な方は利用明細をノートに記載するなどの注意が必要です。

 今後は、企業間ポイント交換などがますます広まり、さらに毎月支払う電気・ガスなどの公共料金も自由化によりポイント制が導入されるでしょう。コンビニ、携帯電話、公共料金、その他カードを横断して共通ポイントが活用でき、支払いのたびに3~6%のポイントが付与される時代になるでしょう。

 低金利時代の今、企業が提供する販売促進費用であるポイントという「へそくり」をうまく活用することが、低成長時代を賢くいきるためのライフスタイルだといえます。
(文=中沢敦/パルディア代表取締役)

中沢敦/パルディア代表取締役

中沢敦/パルディア代表取締役

1967年生まれ。大学卒業後、大手広告代理店に入社。消費財メーカーや大手CVSチェーンをクライアントに持ち、多種多様なプロモーション企画に携わる。その後、株式会社パルディアを設立。以後は、店頭プロモーションに特化し、流通チェーンや消費財メーカーの店頭戦略に数多く携わる。消費財メーカーと流通業のタイアップキャンペーンや店頭プロモーションのプランニング、店頭販促のコンサルティング等にて幅広く活躍中。
株式会社パルディア

Twitter:@nakazawaatsushi

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