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「水を一日2リットル飲むとよい」はウソ?体に毒?肥満や昏睡、花粉症の恐れも

文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター
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 ほかにも、アトピーや鼻炎、喘息などのアレルギー症状は水毒が原因となり得るとの指摘もあります。特に花粉症は、夏から秋にかけて水分を多く摂っていると、翌年の春に症状が悪化しやすいことがわかっています。

 水の飲み方にも注意が必要です。体が一度に吸収できる水の量は200ミリリットル(ml)程度といわれています。のどが渇いても、500mlのペットボトルを一気飲みするようなことをしては体に負担がかかります。腎臓が処理できる水も毎分16ml程度で、その能力を超えた大量の水を飲めば血中のナトリウム濃度が低下し、低ナトリウム血症を引き起こす。低ナトリウム血症は、頭痛や食欲不振、ひどくなるとけいれんや昏睡といった症状も起こるのです。

 人間の体の6割は水でできており、水を飲まずに生きることはできません。しかし、無理をして大量の水を飲むと健康を害し、病気を招くこともあるのです。「毎日何L」などと決め付けるのではなく、自分の体と相談しながら飲むのが適切な量といえるでしょう。
(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)

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