NEW
韓国の「常識」は世界の「非常識」

韓国、子供の幸福度で最下位!他人を蹴落とす「滑稽な」学歴社会

文=林秀英/ジャーナリスト
【この記事のキーワード】, ,

 例えば、14年時点で韓国内のGDPの35%は2大財閥が占めているといわれています。それはサムスンと現代自動車の2グループです。2グループだけが突出して経済界に君臨し、他の企業はドングリの背比べのような状態なのです。韓国経済全体が「好景気」と盛り上げっている時でさえ、実質はサムスンと現代自動車が好調なだけということも珍しくありません。

 このような過酷な受験戦争に影響を受け、他人を蹴落としてでも自分が上を目指す考え方が定着していくとの指摘も多くあります。また、なんとしても希望する大学へ入るためにカンニングや賄賂などの不正を行うケースも毎年散見されます。

 大学入試の当日は、さながら国民の一大イベントとなります。いまや全世界にその様子が放送されるので、すっかりお馴染みの光景となっていますが、裏を返せば世界中から好奇の目で見られているということです。交通機関は受験をバックアップする特別ダイヤを組み、遅刻しそうな受験生がいれば警察が受験会場まで送り届け、試験会場近くの道路は徐行運転が義務付けられ、受験生の親族友人は総出で旗を振って応援します。極めて滑稽な光景です。

 このような受験のシステムは、歪んだ序列意識や競争観念を生む原因のひとつとなっていると考えられます。しかし、李氏朝鮮の時代から続くといわれる受験過熱は、韓国社会に根深く広まっており、今後も続いていくでしょう。少なくとも、現政権には「子供の幸福度最下位の国」という汚名をそそぐ道筋をつけてもらいたいものです。
(文=林秀英/ジャーナリスト)

情報提供はこちら

RANKING

11:30更新
  • 連載
  • ビジネス
  • 総合