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垣田達哉「もうダマされない」

タニタ食堂、苦戦の驚くべき真相が判明?実はバランス悪い?

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塩分が多くエネルギーが少ない食べ物

 摂取カロリーは「低いほど良い」と思われがちだが、それにも程度がある。厚生労働省が発表した『日本人の食事摂取基準(2015年版)』によると、推定エネルギー必要量は下の表のように、30~49歳の男性で1日当たり2650kcal、女性で2000kcalとしている。一方、1日当たりのナトリウム(食塩相当量)の摂取目標は、12歳以上の男性8.0g未満、10歳以上の女性7.0g未満である。

【推定エネルギー必要量(kcal/日)】 ※左が男性、右が女性 身体活動レベルは「ふつう」
18~29歳 2650、1950
30~49歳 2650、2000
50~69歳 2450、1900

 このエネルギー必要量と塩分目標量に対して、どの程度充足しているのかを示したのが、次の表である。

 タニタの定食はエネルギー必要量のうち、男性18.8%、女性24.9%しか摂取できない。女性でも必要量の4分の1である。朝食に、昼食と同じ程度の500kcalを摂取しても、夜には昼食の2倍の1000kcalの食事を摂らなければならない。

 塩分は35~40%も摂取しているのに、カロリー摂取量が非常に低い。これでは腹八分目にも満たないだろう。お菓子と比較するのは筋違いだが、カロリーと塩分に限ってみると、「かっぱえびせん」(カルビー)1袋とタニタの定食は非常に近い値になる。

 代表的な即席麺である「カップヌードル」(日清食品)や「マルちゃん正麺」(東洋水産)も、塩分が多く摂取カロリーが低い非常にバランスの悪い食事だが、タニタの定食もバランスがいい食事とはいえない。かっぱえびせん1袋分のカロリーでは、空腹感や食事に対する物足りなさを感じるのではないだろうか。

 これは何も秋田県に限ったことではない。客が来ない理由は、塩分が少ないからというだけではないだろう。
(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

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