ビジネスジャーナル > 社会ニュース > 伊勢志摩、なんだかスゴイぞ!  > 2ページ目
NEW

もう伊勢志摩には行ったか?なんだかスゴイぞ!伊勢エビ、アワビ、温泉、そして伊勢神宮!

文=編集部
【この記事のキーワード】, , ,

 賢島を後にして伊勢神宮に向かった。強い日差しが差す内宮前の参道は、お伊勢参りの人々であふれんばかりだ。「赤福本店」「御木本眞珠島店」といった老舗が軒を並べ、参拝客が名物をほおばり土産物を選んでいる。団体客の姿もある。式年遷宮が行われた13年、伊勢神宮には年間1420万人の参拝客があった。翌14年は減少したものの、1086万人が訪れている。そして伊勢神宮のパワーは今年も健在であるように見えた。サミットに出席する首脳が参拝するかどうかが注目されている。

サミットの経済効果は510億円?

 地元の志摩市や三重県は来年のサミットに向け、「サミット推進本部会議」を重ねるなど準備に余念がない。鈴木英敬知事は「三重県が経験したことのない大作業が始まっています。(略)最高レベルに安心安全で快適で、おもてなしが発揮されるサミットにしなければならなりません」とFacebookに書き込んだ。そうした中、地元の百五銀行グループのシンクタンクは、サミットの経済波及効果は県内だけで約130億円、全国では約510億円に上るとの試算をまとめた。内訳は、宿泊費や飲食費が74億円、運営費や観光案内費が50億円、物品購入費33億円、情報通信費25億円、建設関連費20億円などとなっている。

 人口減少が続き、財政状況も厳しさを増す一方だった地元自治体にとって、サミット開催とその経済効果は願ってもない朗報だ。

「志摩市の観光客の推移をみると、日帰り観光客は06年の308万人からジリ貧状態で、08年以降は300万人を切っています。13年は伊勢神宮の遷宮効果があり7年ぶりに増加に転じましたが、それでも約252万人で、宿泊客は約156万人にすぎません。遷宮の翌年からは再び減少傾向で、市は今年になって新たな観光振興計画を打ち出したばかりです。それだけに、サミットを契機に国際的な知名度が高まり、外国人観光客や宿泊客の増加につなげたいとの期待が高まっています」(地元関係者)

京都を訪れる外国人の呼び込みを狙う

 訪日観光客年間2000万人時代を迎えようとしているなかで、サミットをテコにこの大潮流に乗るにはどうしたらいいのか。志摩市では「オール志摩・次代へつなぐ“里海ツーリズム”」というスローガンを掲げ、観光振興計画を打ち出している。英虞湾をはじめとする伊勢志摩国立公園の自然、真珠、温泉、伊勢エビ、アワビなど豊かな海産物、そして神宮文化と日本人はもちろん、外国人観光客を魅了する観光資源には事欠かない。いかに伊勢志摩を観光ルートに組み込ませるか、滞在(周遊)日数を増やすかがポイントになる。

BusinessJournal編集部

Business Journal

企業・業界・経済・IT・社会・政治・マネー・ヘルスライフ・キャリア・エンタメなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter: @biz_journal

Facebook: @biz.journal.cyzo

Instagram: @businessjournal3

ニュースサイト「Business Journal」

もう伊勢志摩には行ったか?なんだかスゴイぞ!伊勢エビ、アワビ、温泉、そして伊勢神宮!のページです。ビジネスジャーナルは、社会、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!