NEW

東京スカイツリー、ブーム終焉ショック 東武鉄道が大幅減益

文=編集部
【この記事のキーワード】, ,

 この列車は東京スカイツリーから日光・鬼怒川地区へ旅行客を呼び寄せる目的で4月18日にデビューした。外観は金色、窓枠帯は黒色、ラインカラーが朱色。車体側面に日光詣のエンブレムを施した。東武線のみの運行だったが、JR新宿駅への直通運転が実現し、7月18日からJR新宿駅始発で運行を始めた。JR新宿駅を起点にJR線内の池袋、浦和、大宮の各駅に停車した後、東武線に入り鬼怒川温泉駅に向かう。

 東武鉄道が通る観光地といえば、日光東照宮と鬼怒川温泉が2枚看板である。

株価で明暗

 関東の私鉄のなかで、東武鉄道が最長の路線を誇る。鉄道輸送人員では東京メトロ、東急電鉄に次いで第3位。売上高では東急電鉄に次いで第2位だ。ところが、9月2日の終値を基準とした時価総額は、西武鉄道を傘下に収める西武HDが8939億円なのに対して、東武鉄道は5539億円。大差がついている。

 明暗を分けた理由は、東武鉄道が鉄道会社としての評価なのに対して、西武HDは日本一の不動産会社だからである。西武HDが保有する都内23区内の土地は約46万平方メートル。三菱地所の約33万平方メートル、住友不動産の約31万平方メートル、三井不動産の約25万平方メートルと比べても突出している。都心に広大な不動産をもつ土地持ち企業なのである。

 西武HDは「サーベラス後」に備えて、都内の一等地の再開発に着手した。16年3月期から18年3月期までの3年間の設備投資額は3300億円。それ以前の3年間の実績に比べて8割増やす。東京ガーデンテラスは赤坂の旧グランドプリンスホテル赤坂の跡地を再開発し、16年夏に開業する。

 池袋の西武鉄道旧本社ビルを建て替える。リニア中央新幹線の開業をにらんだ品川駅周辺の再開発も進める。西武HDは不動産会社が鉄道やホテルを兼営しているというのが投資家の見立てなのだ。莫大な土地を活用して収益をあげることを期待され、西武HD株式が買われている。

 西武HDの業種区分は陸運業だが、不動産業のほうが相応しいといえそうだ。
(文=編集部)

●Business Journal

企業・業界・経済・IT・社会・政治・マネー・ヘルスライフ・キャリア・エンタメなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter: @biz_journal

Facebook: @biz.journal.cyzo

ニュースサイト「Business Journal」

情報提供はこちら

RANKING

17:30更新
  • 企業・業界
  • ビジネス
  • 総合