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村上純一「医療の裏を読む」

風邪薬、なぜ医師は飲まない?市販薬はもっと危険?かえって悪化や治りが遅くなる懸念も

文=村上純一/医療ジャーナリスト
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 病院に行くべきではないとはいえ、素人判断で市販薬を飲むのはもっと危険だ。一般的にドラッグストアなどで売られている風邪薬は、複数の症状を抑えることができるように多くの薬が配合されている。そのため、不要な成分まで取り込むことになり、副作用のリスクが高まるだけだ。我慢できないような症状でない限り、温かくしてゆっくり寝るのが一番よい。

 まとめると、風邪(ウイルス)に有効な薬はない。インフルエンザなど、一部のウイルスに対して有用性を示す薬は存在する。症状を抑えることはできても、風邪を治すことはできない。市販薬は絶対に飲んではならない。

 薬の濫用によって、耐性菌も次々に誕生する事態を引き起こしかねない。また、国の医療費も拡大し続けている今、医療機関との付き合い方、薬の飲み方は国家レベルで見直さなければならないだろう。
(文=村上純一/医療ジャーナリスト)

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