時事問題・ジャーナリズムに関するニュース
【本と雑誌のニュースサイトリテラより】

神戸連続児童殺傷事件の元少年Aがホームページを開設したことが大きな騒動となっている。このHPの存在は朝日新聞や「週刊文春」(文藝春秋)「週刊新潮」(新潮社)「女性セブン」(小学館)などに元少年Aが手紙とCD-ROMを送付したことで明らかになったが、挑発的とも思える元少年Aの行動に対しメディアはこぞって“更正などしていない”とバッシング報道を展開。
本サイトでは、先日の記事で、一部週刊誌が元少年Aの実名や素顔、詳しいプロフィールや近況などを暴露する動きがあると報じたが、その危惧が現実になった。本日発売の「週刊ポスト」(小学館)10月2日号で、「少年Aの『実名』と「顔写真」を公開する」と題された記事が掲載されたのだ。
記事は、Aの手記『絶歌』(太田出版)刊行や、HP開設を激しく非難するものだ。記事では、冒頭から識者のコメントを使い、AのHPについて厳しく批判してみせる。
「おぞましい罪を犯した自らの世界観を世間に知らしめて、社会に影響を与えたいという自己顕示欲だけが伝わってきます」(犯罪心理学者・矢幡洋氏)