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有馬賢治「日本を読み解くマーケティング・パースペクティブ」

ディズニー男子、プロレス女子…「男性らしさ・女性らしさ」の社会的認識の変化も

解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=A4studio
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 それでは、「娯楽のクロスジェンダー化」が進むことで、マーケティングにどのような影響があるのだろうか。

「今後はさらに価値観が多様となることが予想されるので、それを受け入れることが求められる社会になるはずです。つまり、単純にマーケットが純増するので、ビジネス的に今までターゲットとしていなかった性別をいかに取り込むのかが、企業には重要になると思います。この価値観のニーズにこたえられる商品やサービスの開発で、ビジネスチャンスをつかむ企業が出現してくると考えられますね。特に今まで男性向けだった娯楽にはチャンスです。男性よりも女性の方が、新しいことに興味・関心や好奇心を強く持ち続ける人が比較的多いですから」

 それを見事にかたちにできているのが、女性限定のイベントを開催しているプロ野球球団やプロレス団体で、その成果が集客数などの実績として表れている。「娯楽のクロスジェンダー化」は、マーケットが固定されてしまった分野の企業にとっては、大きなプラスとなり得る現象と見てよさそうだ。
(解説=有馬賢治/立教大学経営学部教授、構成=A4studio)

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