ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
なぜ酵素が必要?
さて、酵素を有効に摂り込むことについて述べてきましたが、なぜ酵素が必要なのでしょうか。
それは酵素が、健康に資するさまざまな効果があるからです。例を挙げると、次のようなものがあります。
・キウイ…タンパク質分解酵素であるアクチニジンを多く含む。
・パイナップル…タンパク質分解酵素ブロメラインを多く含む。食物繊維も多く、便秘の解消効果がある
・バナナ…でんぷん分解酵素アミラーゼを多く含む。
・大根…でんぷんの分解を促進する消化酵素ジアスターゼを含む。
・りんご…ビタミン、ミネラル、食物繊維が非常に豊富。
・みかん…抗酸化作用のあるビタミンCやEが豊富
これらは、食べた物の消化を助ける、体内が酸化するのを防止する抗酸化作用がある、また、がんなどを攻撃する細胞を活性化するといった効果が知られています。
輸入食材はポストハーベスト(収穫後に農薬を散布すること)の問題があるため、生食が必ずしもいいとはいえないところですが、なるべく国産・有機の食材を選び、空腹時に果物や生野菜を食べるといいでしょう。
(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)