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華麗すぎる人気女性社外取締役たちの「ご経歴」 一大ブームに懸念も

文=編集部

華麗すぎる人気女性社外取締役たちの「ご経歴」 一大ブームに懸念もの画像1富士通本店(「Wikipedia」より/掬茶)
 女性社外取締役の争奪戦が熱を帯びている。上場企業の行動規範を定めたコーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)は、2人以上の社外取締役を置くように求めている。ダイバーシティ(多様性)を実現するため、政府は2020年までに女性管理職の比率を30%に引き上げ、全上場企業に「少なくとも1人」の女性役員を登用するよう促した。この2つの要因から、上場企業は女性社外取締役の争奪に向けて走り出した。

 日本経済新聞の調べによると、上場企業主要100社のうち、女性の社外取締役がいるのは7月時点で41社。前年度の33社から8社増えた。定番の弁護士や大学教授の枠を超え、顔触れは広がりを見せている。

富士通

 富士通は日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋氏を選んだ。1977年に慶應義塾大学医学部を卒業した医師。85年にNASDA(現JAXA=宇宙航空研究開発機構)へ入り、宇宙飛行士に選ばれ、94年、98年の2回、宇宙に飛んでいる。04年から07年まで国際宇宙大学教授として国際宇宙ステーションで宇宙医学の研究や教育に携わった。15年4月に東京理科大学副学長、6月22日付で富士通の社外取締役に就任した。向井氏は「宇宙開発で欠かせない長期視点を経営にも」との意気込みを語っている。

 富士通は、今年の株主総会で田中達也社長が就任し、新体制がスタートした。取締役会は会長、社長を含め計12人。社外取締役は4人。うち女性は向井氏とキヤノングローバル戦略研究所顧問の須田美矢子氏の2人である。須田氏は東京大学教養学部卒。学習院大学経済学部教授、日本銀行政策委員会の審議委員を2期、歴任した。

 富士通の女性幹部社員の割合は4%程度と少ない。一般の女性従業員は全体の約18%で、17年3月期には30%を目指している。

ブリヂストン

 ブリヂストン(12月決算)は執行役員制を採用し、経営と執行の役割分担を明確にしている。取締役及び取締役会が業務執行を監督する体制だ。3月24日の株主総会で、取締役7人を選任した。うち社外取締役は4人と過半数を占め、女性はG&Sグローバル・アドバイザーズ社長の橘・フクシマ・咲江氏、日本総合研究所副理事長の翁百合氏、公正取引委員会経済取引局長を務めた東洋学園大学現代経営学部教授の鵜瀞恵子氏の3人である。

 執行役員体制を採用している企業は少なくない。だが、取締役の過半数を社外取締役が占め、しかもそのうちの3人が女性というのは珍しい。ブリヂストンは女性を活用する役員人事で一石を投じた。

BusinessJournal編集部

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