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安保法案紛糾の原因は栄養ドリンクの飲みすぎ?

文=ハイセーヤスダ
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安保法案紛糾の原因は栄養ドリンクの飲みすぎ?の画像1「Thinkstock」より
 安全保障関連法案をめぐり、9月16日から与野党の議員たちが徹夜で激しい揉み合いを繰り広げた参議院特別委員会で、意外な商品がバカ売れしていたという。議員会館の売店で「臨時の仕入れ増」として大量に運び込まれていたのが、栄養ドリンクだったというのだ。

「審議が白熱するときは、頼まれなくても機転を利かせて入荷を増やします」とは売店の関係者の言葉。それでも売店の栄養ドリンクはすぐに売り切れとなり、あとは秘書たちがケース単位で各々、運び込んでいた。

 何しろ議員たちはこの期間、体力勝負となっていた。安保関連法案の審議中、鴻池祥肇委員長の移動を阻止しようと野党の議員が盾となったり、揉み合いの中ではセクハラ、暴行騒動も起こった。牛歩戦術に加え、内閣不信任決議案の趣旨説明では民主党の枝野幸男幹事長が引き延ばし手法で100分以上も演説。安倍晋三首相などに対する5本の問責決議案はすべて否決されたが、野党のさまざまな時間稼ぎによって、当初自民党執行部が17日中か遅くとも18日昼までと見込んだ法案成立は19日にずれ込んだ。居眠りしそうな議員も続出する中、その光景を中継されてはまずいと秘書が栄養ドリンクや不眠効果のあるガムなどを随時、手渡していた。

「人気だったのは、眠気覚ましに効果のあるタイプですが、『ユンケルスター』(佐藤製薬)をたくさん見ました」と政治部記者が証言する。同商品は4078円という高額商品だが、3日間で12本飲んだ議員もいたという。

「女性議員はカロリーを気にしてか、『エスカップB plus Bee』(エスエス製薬)というカロリー控えめな商品を握る人が多かった気がします。ほかには、この日に備えて中国から漢方薬を取り寄せた議員や、秘書が間違えて単なる精力剤を持ち込んだケースも見かけました」(同)

 また、政界随一の人気を誇る小泉進次郎・内閣府政務官が愛飲していることで密かに政界にファンが増えているという栄養ドリンク「レッドブル」(レッドブル・ジャパン)を手にする議員も多かった。

栄養ドリンクで興奮状態に?

 ただ、こうした栄養ドリンクは興奮作用のあるカフェインなどの成分が多いため「栄養剤のせいで議員たちが興奮し、議会が紛糾したのではないか」と指摘する秘書もいた。

「服用すると疲れが後で出てくるものですし、大量に飲めば心臓に負担がかかって不整脈など危険な状況になることもあるので、むやみに飲む姿を見たら心配になりました」(同)

 これに比べると、国会議事堂周辺の抗議デモの人々はもっとヘルシーで、グループでお茶とおにぎりを大量に用意している姿を見かけた。ただ、デモに参加していた学生によると「ハンガー・ストライキをしていた人たちは、栄養ドリンクだけはたくさん飲んでいた」というから、気合の入った人々はやはり栄養ドリンクを大量購入していたようだ。

 法案が可決すると、連休が始まった時期だったことからデモ参加者は激減した。まるで祭りの後のようになってしまったが、これについて議員秘書は「栄養ドリンクを飲みすぎて、眼が冴えたまま『夜はこのまま繁華街に繰り出したい』と言う若い議員が結構いました。実際に行ったかわかりませんが」と述べる。

 まるで栄養ドリンクの効き目が切れるように、このまま安保闘争は終息するのだろうか。
(文=ハイセーヤスダ)

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