偽装を見破って重大な違法を認定しながら、最後の最後で被害者を突き放す。裁判官は、いったい何に遠慮しているのか。あるいは怯えているのだろうか。

 大手派遣会社パソナの前で行われた派遣法「改正」反対行動で、橋場さんはこう訴えた。「派遣や請負で使い捨てられた若者が、戦争法(安保法制)によって戦地に送られるようなことにならないか、心配です」。

 法律にも不備があるのだろう。だが、裁判官もひどすぎないか。派遣・請負をめぐる裁判を取材するたび、その感が募る。
(文=北健一/ジャーナリスト)

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