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中沢光昭「路地裏の経営雑学」

なぜ副業をすると会社での「嫌なこと」がなくなる?副業成功の極意はこれだ!

文=中沢光昭/経営コンサルタント
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会社員とオーナーの2つの顔

 また、多額の資金が必要ですが、事業のオーナーになるという例もあります。ただし、資金だけあればいいというわけではなく、会社員である以上は自分がその事業に多くの時間は割けないので、信頼できる業務執行者も必要になり、そうした適任者と巡り合うまでには時間と縁が必要です。自分が経験したことがない事業領域であれば、アルバイトなどをして類似の経験を積んでおいたほうがいいでしょう。

 事業オーナーの例としては、バーやカフェなど外食系、美容室や学習塾などがあります。現金がなければ借金をするなどハードルは高いですし、そもそも一から立ち上げるとなるとリスクが高いです。しかし、最近では後継者がいないことに悩む事業承継の問題などもあり、粘り強く探していればすでに店舗を保有している人からそれらを譲り受けられる可能性もあります。そして手に入れれば、会社員とは真逆の世界を持つことになるので、会社でのストレスが緩和されます。というよりも、感じている暇がなくなるかもしれません。

 強者になると、自分でバーや居酒屋のオーナーになるのと同時に、会社員生活においては会社の接待や忘年会などの幹事を積極的に引き受けて、自分の店に誘導していく人もいるようです。

 会社員をしていると、どうしたって理不尽な目にあったり、それを飲み込んだりということがあります。副業という基盤が本業とは別のところにできると、「なぜこんなどうでもいいことに振り回されるのだろう」というイラつきは、本当にどうでもいいこととして消化できるようになります。

金額以上の価値

 少しハードルが高い例を並べてしまいましたが、学生時代にテニス部だった人がテニスのコーチを週末に副業として行っている例や、住んでいる場所の自治体の「●●委員」に応募して選出され、月1回会議に出るだけで謝礼をいただいている人の例も聞いたことがあります。自治体の委員会というとなんだか難しかったり立派な人しか務まらなかったりするイメージがありますが、単に市民感覚の意見を言えれば十分務まる例も多々あるようです。肩書きは信用にもなりますし、地域社会にも貢献でき、金額以上の価値がありそうです。

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