「Thinkstock」より
「不治の病に侵された花嫁の物語という脚本のお陰でスポンサーもつきましたが、そんな健気な役を醜態が報じられたばかりの香里奈が演じても、リアリティーに欠けるのは当然です。かつて『だいすき!!』(TBS系、08年)で知的障害者を演じた時の香里奈は、『強い女性』『カッコイイ女性』というイメージが強かったため、役とイメージのギャップが逆に受けました。このギャップが受けたのは、あくまでもそうしたイメージがあったお陰です。しかし今では、誰がみても感情移入できないでしょう」(元テレビ誌編集者)
そんな香里奈が、なぜ今回主役に抜擢されたのであろうか。
「所属事務所のテンカラットが、全力で動いた結果です。まず、かつて14年間も専属モデルを務めた古巣でもあるファッション雑誌『GINGER』の全面協力を仰ぎ、一度卒業したモデルが表紙を飾るという荒業でポジティブな話題をつくりました。かつての表紙モデルから泣きつかれたら、媒体としても完全無視はできないでしょう。そして、同誌とタイアップでの期間限定のブログを開始しました。一般ユーザーの反応を試したかったのでしょう」
そのブログも予定通り、本人の書き込みは22日で終了。これまで書いたものは、『結婚式の前日に』放送期間中は閲覧できるようになっている。
「期間限定でブログを開始する芸能人は多いですが、初めは期間限定をうたっていても、閲覧数が多くて人気が高いと予定を変更して続けるというのが定番です。有名どころでは、市川海老蔵さんや梨花さんなどがそうでした。スポンサーやブログの運営会社、関係者などが続けるように説得するんですよ。香里奈のように予定通りあっさり終了してしまうというのは、閲覧数が今後の展開を期待されるほどではなかったからでしょう」(前出・元編集者)
事務所の強力なバックアップで本格復帰を果たした香里奈だけに、『結婚式の前日に』の今後の視聴率アップに期待したい。
(文=編集部)