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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

糖質制限ダイエットは危険!死亡率増?脳卒中や糖尿病、内臓障害の恐れ

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糖質制限と病気の関係


 このように、生命必須の物質である糖を制限ないし拒否し、肉を中心とする高タンパク・高脂肪食を摂ると、必ずや体に不調が生じてくる。草食動物の象やキリンに肉を食べさせるようなものだからだ。

 動物の食性は、歯のかたちで決まっている。人間は32本の歯のうち20本(62.5%)が臼歯(穀物を食べる歯)、8本(25%)が門歯(野菜を食べる歯)、4本(12.5%)が犬歯(肉、魚を食べる歯)であることからして、全体のうち87.5(62.5+25)%が炭水化物(糖)を食べる歯である。

 米国のハーバード大学は、糖質制限食を続けると心筋梗塞や糖尿病の発症率が高まるとの研究結果を報告している。日本の国立国際医療研究センター病院も、「糖質制限食を5年以上続けると、死亡率が高まる」と、約1万6000人の死亡者の調査から結論づけている。糖質制限食の問題点・危険性は、以下のとおりとなる。

(1)脳卒中、心筋梗塞などの危険性、死亡率が上がる。
(2)肝機能障害、腎機能障害を誘発する(肝、腎がタンパク質の最終産物の解毒排泄)。
(3)ケトアシドーシス(ケトン酸血症) 糖を制限すると、体内の中性脂肪が肝臓でケトン体という酸性のカロリー体に変化するので意識不明になる危険性がある。

 減量するために一時的なショック療法として糖質制限をすることを否定はしないが、数カ月以上続けると危険が伴うことを肝に銘じられたい。なお、糖質制限の危険性について詳しく知りたい方は、拙書『「糖質制限」は危険!』(海竜社)を読んでいただきたい。
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)

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