オスカープロモーションが所在する青山パラシオタワー(「Wikipedia」より/Telan33)
「報道直後からオスカー社内は騒然としていました。特に担当マネジャーは更迭、場合によっては解雇の可能性まであります。武井咲や剛力彩芽など有望と見込んだ女優・タレントに集中して強力にプッシュしていく手法で知られるオスカーですが、そうした事務所の強い後ろ盾の恩恵を受けられないタレントのケアは、まったくといっていいほどザルだという実情が改めて浮き彫りになりました。所属タレントの中でも『社長班』と呼ばれるタレント以外は、マネジャー1人で5~10人ほどのタレントを掛け持ちで担当し、現場にも同伴しないケースもあります」(芸能事務所関係者)
高部もそうした扱いを受けていたのだろうか。
「高部に関しては、現在放送中の錦戸亮主演『サムライせんせい』(テレビ朝日系)に石田ニコルと共に出演するなど、少なくともバーター要員ではあったのです。しかし今回のケースでは、この戦略がほぼ最悪のかたちで裏目に出てしまったようです」(テレビ局関係者)
すでに一部で報じられている通り、高部は米倉涼子主演の時代劇ドラマにも出演予定だったという。
「高部が出演予定だったのは、米倉が主演する時代劇で、フジテレビが来年の正月に3話連続で放送予定だったものです。当然、オスカーだけでなくフジとしても目玉となっていた大掛かりなプロジェクトで、すでに京都で撮影完了しています。高部はメインとなる役どころで出演していただけに、全シーンを差し替えすることはほぼ不可能で、出演全シーンの撮り直しか、最悪お蔵入りの可能性まである。当然、そこで発生する負債はオスカーが被ることになるわけですが、安く見積もっても億単位となることは間違いありません」(同)
オスカーとしては、所属タレントの不祥事により多額の賠償金を負担させられる事態となっては、たまったものではないだろう。
「この負債額はオスカーとの契約内容次第では、当然高部に支払い義務が発生する可能性もあります。しかし高部に支払い能力があるとは思えないし、罪を償った後にオスカーから再出発ということも考えにくいです」(前出・芸能事務所関係者)
一体何が高部の人生を狂わせてしまったのだろうか。
(文=編集部)