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呆然とするほど酷い裁判所の実態!元エリート裁判官が衝撃の告発!

文=編集部
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0629_sinkanjp.jpg『ニッポンの裁判』瀬木比呂志/講談社現代新書

 最高裁事務総局民事局付、最高裁調査官経験のある元裁判官、瀬木比呂志氏(明治大学法科大学院教授)により上梓された『ニッポンの裁判』(講談社現代新書)が、第2回城山三郎賞に決まった。10月29日、同賞を主催する角川文化振興財団が発表した。城山三郎賞は「いかなる境遇、状況にあっても個として懸命に生きる人物像を描いた作品、あるいはそうした方々が著者である作品」に与えられる賞である。

 同書は帯にも「唖然、呆然、戦慄、驚愕 日本の裁判は本当に中世並みだった!」と書かれている通り、日本の最高裁を中心とする裁判所内部の酷い実態を、エリート裁判官であった瀬木氏が克明に告発したことで、大きな反響を呼んでいる。『ニッポンの裁判』と同様に、瀬木氏が最高裁内部の実態を告発した『絶望の裁判所』(講談社現代新書)も、法曹界をはじめ政界や海外にまで衝撃を与えている。

 特に注目を浴びているのが、2001年当時、森喜朗政権時代終盤に自公与党が最高裁を突き上げ、結果として名誉毀損の主張を簡単に認めるように裁判所の基準を変えさせ、かつ賠償額も高額化、謝罪広告掲載なども積極的に認めるようにさせたという記述だ。これは実質上の言論弾圧といえよう(1月29日付当サイト記事『与党・自公、最高裁へ圧力で言論弾圧 名誉毀損基準緩和と賠償高額化、原告を点数化も』)。

 今回、『ニッポンの裁判』が「個として懸命に生きる人間を描いた書物あるいはそのような著者」に与えられる賞を受賞したことで、あらためてその反響の大きさと社会的意義の大きさが浮き彫りとなった。

“中世並み”から変わらない日本の司法

 日本の司法の改革は、まったくといってよいほど進まない。裁判所においても、本書で批判している名誉棄損訴訟の基準や審理のあり方の改善の兆しはまったく見られない。当サイトでも報じてきた通り、現状の裁判所では裁判官が被害者を助けるのではなく、逆に裁判官による被害者への恫喝が問題となってしまっている(1月15日付当サイト記事『深刻な裁判所の劣化 裁判官の猥褻&パワハラ行為、和解強要や被害者恫喝…広がる司法不信』参照)。

BusinessJournal編集部

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