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「うちには警察OBが大勢いるから何しても無駄だ」あの大手不動産、ずさん管理の実態!

文=村上力/フリーライター
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 また管理会社同士の引継ぎも極めてずさんだ。前掲の記事で指摘したが、くるるには類似した商標が2つあり、地権者組織が登録した「クルル」と、旧日本綜合地所(現大和地所レジデンス)が地権者に黙って登録した「くるる」が今も併存している。日本管財はくるるの商標を引き継いだのだが、その際に締結された「覚書」の日付が「2016年」になっているのだ。警察OBがいるはずの日本管財のほうが、めちゃくちゃなのである。
 
 むろん、管理受託戸数ナンバー1の実績をもつ日本管財だ。ずさん管理はくるるだけに見られる特異な現象かもしれない。1階に北朝鮮系のパチンコ店が出店し、2階には「低レート」を掲げた雀荘(当サイト報道後、「1・1・2」と表記を変えた)があり、3階には府中市の保育施設が入る物件だ。そして建設の際には、150億近い税金が投じられている。

ずさん管理はほかでも

 
 日本管財は過去にも問題を指摘されていた。ニュースサイト「HUNTER」などによると、10年に福岡市の市民プールの日指定管理者となっていた日本管財が、計画では施設に社員を設置することとなっていたのにもかかわらず、別会社に丸投げ。さらにプールの清掃業務をやっていないのに「終えた」と虚偽の報告をするなどし、毎月1回の水質検査も怠っていたという。

 警察OBが多くてコンプライアンスは万全のはずの日本管財は、過去に何度も不祥事を起こしている。06年には東京大学医学部附属病院の空調設備保全業務の入札価格を漏洩させたとして、入札妨害で元役員と社員が逮捕されている。また13年には、公共事業の入札資格審査の際に虚偽の書類を提出したとして、建設業法違反で国交省近畿地方整備局から営業停止命令が出されている。

 日本管財はいったい、何のための警察OBを雇っているのか、問われるべきである。
(文=村上力/フリーライター)

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