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ワタミ店舗に異変?コスパ良く、味も値段も雰囲気も接客も大満足だった!

文=編集部
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「たとえば焼き鳥や串揚げをメインに押し出した居酒屋や、九州や北海道の限定地域名を押し出して産地直送を売りにしている居酒屋など、何かしらに特化させた業態が人気を得ています。ワタミグループでも天然マグロを売りにした新業態を打ち出したりしていますが、今のところ主軸としているのは旧態依然とした総合居酒屋ですので、頭打ち感は否めませんね」(同)

 特化型の居酒屋が人気を博しているのは、以前は和民などの総合居酒屋に足を運んでいたサラリーマン層が支持しているためと考えられるが、では“安さ”を求めていた学生たちはどこに流れているのか。

「ファミレスや牛丼チェーン店で“ちょい飲み”することが流行しつつありますが、お金のない学生層はそちらに流れているのではと思います。また“宅飲み”で済まそうとする学生も少なくありません。そもそも最近の若い人たちの間では外に飲みに行く文化が薄れつつあるのかもしれませんね」(同)

求められる「強い魅力」

 和民は昨年4月にメニュー単価の15%引き上げを敢行したが、本年4月には逆にメニュー単価の引き下げに踏み切っている。一方、昨年11月に不採店を102店舗閉店、さらに今年5月には新たに85店舗閉店すると発表しており、今年度末には2年前から約3割減となる475店とする見込み。迷走の末の“打つ手なし”感をひしひしと感じる施策ばかりだ。

「客観的に判断して『和民』は一定の魅力のある居酒屋だとは思います。しかし、飛び抜けて優れているわけではない。仮に飲みに行くお店の候補が5軒あったとして、ほかの4軒が満席だったり粗悪であれば消去法で選ばれる可能性はありますが、顧客に『和民に行きたい!』と真っ先に思わせるほどの強い魅力は正直ありません。さらに言うなら、その評価はブラック企業というネガティブイメージを抜きにしたジャッジ。マイナスの印象がこびりついてしまっている和民に行こうというモチベーションは、よっぽどの和民ファンでない限り湧き起こらないでしょうね」(同)

 和民のチェーン店としてクオリティは高まっているのかもしれない。だが、その上げ幅もブラック企業イメージを払拭するには物足りないということだ。要するに、改革があまりに中途半端ということなのではないだろうか。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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