NEW

裏社会の伝説的人物、「般若の会」代表が逮捕!株価操作で巨額利益、銀座1億円事件も

【この記事のキーワード】

, ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 新日本理化の株価は12年3月にヤマ場を迎えると、伝説上の相場師が見通しを語ったわけだ。株価が動かないわけはない。12年に入り株価は暴騰。3月2日には1297円の最高値を更新した。サイト開設から4カ月で4.8倍に上昇した計算だ。加藤神話は生きていた。加藤氏の名前が「凄まじい爆発力」を発揮したのである。

 加藤氏は書き込みを繰り返す一方、サイトの会員や親族らに大量の買い注文を断続的に出して意図的に株価を上げる「買い上がり」などを電話で指示していたという。

 東京地検特捜部は、加藤氏らが12年2月15日から3月2日までの間に新日本理化株式を296万株買ったほか、280万株の買い付けを委託し、株価を871円から1297円にまで引き上げたとしている。新日本理化株の買い付けに投入した資金は30億円近くに上る模様だ。別の3銘柄でも同様の書き込みと買い上がりなどの指示を繰り返し、保有株を売り抜け、総額60億円の売却益を得たとされている。

特異な才能

 加藤氏は1941年、広島県の生まれ。2歳で被爆した。高校の時、当時不治の病といわれた結核に罹り、4年間の療養生活を送った。被爆と結核療養という2つの体験を通じて、加藤氏の人生観、宗教観が形成された。あらゆる宗教に救いを求め、たどり着いたのが般若心経だった。療養所近くにあった宮島の競艇場にも通った。ここで、ギャンブルに対する天性のカンが養われた。

 早稲田大学商学部を卒業後、入社試験で苦渋を味わう。4年遅れという年齢的なハンディキャップのため、大企業からはことごとく門前払いを食った。いろいろな仕事をやった後に兜町に辿りつき、黒川木徳証券の歩合外務員となった。加藤の特異な才能を認めたのが、政財界に大きな影響力を持っていた笹川良一・日本船舶振興会会長だ。

 加藤氏は77年、投資顧問会社、誠備を立ち上げた。名付け親は笹川氏だ。医師や社長、政治家、スポーツ選手など5000人を会員とする誠備グループを率いる加藤氏は「兜町の風雲児」と呼ばれた。日本中を騒然とさせた銀座での1億円拾得事件のカネは、加藤氏が落としたものだった。「政治家に渡すカネだった」と後年、加藤氏自身が述懐している。

「最後の相場師」

 81年2月、加藤氏は東京地検特捜部に逮捕された。所得税法違反(脱税共犯)の容疑だが、特捜部の狙いは、誠備の顧客である政治家の名前を吐かせることにあった。加藤氏は取り調べ中に般若心経を唱え完全黙秘を貫いた。加藤氏が口を割っていたら、リクルート事件以上の一大疑獄事件になっていたといわれている。

裏社会の伝説的人物、「般若の会」代表が逮捕!株価操作で巨額利益、銀座1億円事件ものページです。ビジネスジャーナルは、ジャーナリズム、, , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking

関連記事

BJ おすすめ記事