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銀座、ついに大変貌が始動…朝日新聞が超高級ホテル建設か

文=編集部
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 新設する複合ビルは地上13階、地下6階建てで、総事業費は830億円。商業施設ゾーンは4万6000平方メートル。商業施設の運営にはJ.フロントのほか森ビル住友商事、仏高級ブランドのLVMHモエ ヘネシー・ルイ・ヴィトンが出資する不動産会社が参画。LVMH傘下のブランドショップが出店する。

 1階には観光バスの乗降所を新設。地下には能楽最大流派の観世流の拠点「観世能楽堂」が入居する。竣工は17年1月の予定。急増する外国人観光客を意識したコンセプトになっている。

朝日新聞社が銀座・並木通りにラグジュアリーホテルを建設

 銀座で目立つのがホテルだ。かつては日航ホテル、銀座東急ホテルぐらいしかなかったが、今では、三井ガーデンホテル銀座プレミア、ホテルモントレ銀座、メルキュールホテル銀座東京、ソラリア西鉄ホテル銀座、コートヤード・マリオット銀座東武ホテルなど、ワンブロックに1軒というほどのホテルラッシュだ。

 それに一枚加わるのが朝日新聞社。銀座6丁目に新ビル「銀座朝日ビル」(仮称)を建設中だ。地上12階、地下2階の建物にはラグジュアリーホテル、商業施設が入る。17年秋に竣工する。

 ブランドショップや老舗が並ぶ並木通りに面した銀座の中心部に、大阪で創業した朝日新聞社が1888年に土地を取得し拠点を置いた。かつては本社ビルがあり、当時社員だった夏目漱石や石川啄木が机を置いていた。

 新ビルの総事業費は130億円で、高さ48メートル、延べ床面積1万6000平方メートル。外観は「『100年の灯』~次代をてらす灯、宿る思い~」をコンセプトとし、銀座の街並みと調和した品格と格調のあるデザインを目指す。

 1~2階は並木通りにふさわしい店舗を誘致し、3~12階には国際級のラグジュアリーホテルが入る。ラグジュアリーとは、「豪華な、贅沢な」という意味で、豪華なハード(施設)に豪華なソフト(サービス)を提供するホテルのことをいう。「最高級ホテル」と訳されている。

 ホテル内で最低ランクの部屋が30~40平方メートル以上、1泊3万円以上が目安だ。どの有名ホテルが入居するかは、まだ公表されていない。

 ラグジュアリーホテルとしては、米マリオットのザ・リッツ・カールトン、米ハイアットのグランドハイアット、米ヒルトンのコンラッド、香港のマンダリンオリエンタルやザ・ペニンシュラ香港などが知られる。

 銀座は訪日外国人客の観光拠点だ。その銀座は今、東京オリンピックの開催に向けて、大型商業施設とホテルの建設ブームに沸いている。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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