ビジネスパーソン向け人気連載|ビジネスジャーナル/Business Journal
「Thinkstock」より
夏目漱石は小説『草枕』の冒頭でこのように書いています。まったくそのとおりだなぁ、とつくづく思う今日この頃です。住みにくい人の世を思い切って離れられれば、それもいいのでしょうが、なかなかそうもいかないというのが現実で、時には意に染まないながらも付き合わざるを得ない宴席などもあります。
昔に比べれば減ったとはいえ、特にこの季節はいろいろとお付き合いも必要なわけです。無碍に断るわけにもいかず、出れば出たでついつい酒量も上がってしまい、どうやって帰ってきたのかはわからないが気づいた時には自宅の前、といったこともあるでしょう。
なぜか気の合った友人たちと楽しく飲んだ時の酒は、さほど翌日に残らないのですが、嫌々ながらに付き合いで飲んだ時は、それほど深酒をしたわけでもないのに翌日まで残ったりします。
酒は誰の肝臓にも負担がかかる
それはさておき、酒を飲めばどなたの肝臓にも平等に負担がかかります。たまに度を越して飲んでしまうことがあっても、肝臓には許容範囲があるので多少は大丈夫ですが、年末から年始にかけて連日連夜の飲み会となると、当然ながら丈夫な肝臓にもダメージがあります。「お酒が強い」と自負している方でも、肝臓に負担がかかっていないわけではありません。ご承知おきください。
そんな肝臓を守ってくれるのは、特定保健用食品(トクホ)のドリンクでもなければ、コンビニエンスストアで売っている安手のサプリメントでもありません。なんといっても普段の食事です。