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南清貴「すぐにできる、正しい食、間違った食」

飲み会続きで痛んだ肝臓、コンビニのドリンクやサプリは無意味?薬や白米、白砂糖もNG!

文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
飲み会続きで痛んだ肝臓、コンビニのドリンクやサプリは無意味?薬や白米、白砂糖もNG!の画像1「Thinkstock」より

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」

 夏目漱石は小説『草枕』の冒頭でこのように書いています。まったくそのとおりだなぁ、とつくづく思う今日この頃です。住みにくい人の世を思い切って離れられれば、それもいいのでしょうが、なかなかそうもいかないというのが現実で、時には意に染まないながらも付き合わざるを得ない宴席などもあります。

 昔に比べれば減ったとはいえ、特にこの季節はいろいろとお付き合いも必要なわけです。無碍に断るわけにもいかず、出れば出たでついつい量も上がってしまい、どうやって帰ってきたのかはわからないが気づいた時には自宅の前、といったこともあるでしょう。

 なぜか気の合った友人たちと楽しく飲んだ時の酒は、さほど翌日に残らないのですが、嫌々ながらに付き合いで飲んだ時は、それほど深酒をしたわけでもないのに翌日まで残ったりします。

飲み会続きで痛んだ肝臓、コンビニのドリンクやサプリは無意味?薬や白米、白砂糖もNG!の画像2

 不思議なもので、何人かで酒を飲むと必ず介抱される側と介抱する側に分かれるものです。友人4人で飲みに行って、4人が4人ともグデングデンというグループなど見たことありません。だいたい1人か、多くても2人がクダを巻いて、あとの人たちが酔っていながらも甲斐甲斐しく介抱していたりするものです。つまり酒、あるいは“酔い”は、かなり精神的なものに左右されるのでしょうか。どちら側も経験がある筆者としては、できることなら今後はどちら側にもまわることなく、みんなで楽しく適度に飲みたいものだと、ありきたりな意見を述べておきます。

酒は誰の肝臓にも負担がかかる

 それはさておき、酒を飲めばどなたの肝臓にも平等に負担がかかります。たまに度を越して飲んでしまうことがあっても、肝臓には許容範囲があるので多少は大丈夫ですが、年末から年始にかけて連日連夜の飲み会となると、当然ながら丈夫な肝臓にもダメージがあります。「お酒が強い」と自負している方でも、肝臓に負担がかかっていないわけではありません。ご承知おきください。

 そんな肝臓を守ってくれるのは、特定保健用食品(トクホ)のドリンクでもなければ、コンビニエンスストアで売っている安手のサプリメントでもありません。なんといっても普段の食事です。

南清貴

南清貴

フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会
代表理事。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、体と食の関係の重要さに気づき、栄養学を徹底的に学ぶ。1995年、渋谷区代々木上原にオーガニックレストランの草分け「キヨズキッチン」を開業。2005年より「ナチュラルエイジング」というキーワードを打ち立て、全国のレストラン、カフェ、デリカテッセンなどの業態開発、企業内社員食堂や、クリニック、ホテル、スパなどのフードメニュー開発、講演活動などに力を注ぐ。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した新しいタイプの創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。親しみある人柄に、著名人やモデル、医師、経営者などのファンも多い。

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