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鈴木貴博「経済を読む目玉」

楽天での買い物で、ポイント還元率を年間10%以上にキープする方法

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 キャンペーンをチェックしているうちに、楽天のキャンペーンの発生パターンを裏読みできるようになってきた。さきほど紹介した水曜日の感謝デー狙い以外にも、いくつか定番のキャンペーンが存在するのだ。

 そういったキャンペーンに乗りながら買い物をすることで、1年後、私の楽天でのポイント還元率は定常的に2けた台に乗るようになってきた。直近の成績は13.4%、つまりキャンペーンマネジメントを始める前よりも10%も私の買い物のポイント還元率は高い。私は仕事で必要なものと個人の買い物合わせて、月平均で5万円ほど楽天で買い物をしている。だからキャンペーンマネジメントを始める前と後とで得られるポイントは月5000円、年間で6万円も差が出たことになる。

 そういうと驚く方もいらっしゃるかもしれないが、実は楽天での買い物は誰でも7%程度のポイント還元はすぐに実現できる。というのは、通常ポイントに加えて楽天カード決済で、スマホアプリから購入し、楽天イーグルス勝利の翌日に買うようにすれば、それだけで(12月までの特別ルールを加えても)5%のポイント還元になる。書籍や電子書籍を仕事で頻繁に買う人はそこにポンカンというキャンペーンを加えると、比較的楽にさらに2%ポイントが積みあがって7%還元になるのだ。

 ここまでのポイント獲得を基本にしつつ、さらに楽天が売り上げを増やすために仕掛けてくるキャンペーンを狙い撃ちすることで、13.4%はかなり難しいとしても10%超えの還元率に到達することはそれほど難しくはないのだ。

漫然とする顧客


 この話を楽天の幹部の方に非公式にしたところ、さすがに2けたのポイント還元率を稼がれてしまうと楽天としても利益が出せないそうだ。逆にいえば、世の中にはここまでマネジメントをする人がいないからこそ、顧客のちょっとした射幸心をあおるポイントキャンペーンで、ネット通販会社は売り上げを増やすことができているわけだ。

 つまり今回の話の本当のポイントは、がんばれば楽天よりも儲けることができるということではなくて、世の中の大半の顧客行動は13.4%のポイントを取りに行くのではなく、2年前の私のように3.3%のポイント還元で漫然と満足している人の方がはるかに多いということなのだ。

 大半の人ががんばっていない世の中だからこそ、ネット通販会社は儲けることができるという話なのである。
(文=鈴木貴博/百年コンサルティング代表取締役)

●鈴木貴博(すずき・たかひろ)
事業戦略コンサルタント。百年コンサルティング代表取締役。1986年、ボストンコンサルティンググループ入社。持ち前の分析力と洞察力を武器に、企業間の複雑な競争原理を解明する専門家として13年にわたり活躍。伝説のコンサルタントと呼ばれる。ネットイヤーグループ(東証マザーズ上場)の起業に参画後、03年に独立し、百年コンサルティングを創業。以来、最も創造的でかつ「がつん!」とインパクトのある事業戦略作りができるアドバイザーとして大企業からの注文が途絶えたことがない。主な著書に『ぼくらの戦略思考研究部』(朝日新聞出版)、『戦略思考トレーニング 経済クイズ王』(日本経済新聞出版社)、『カーライル 世界最大級プライベート・エクイティ投資会社の日本戦略』(ダイヤモンド社)などがある。

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