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アウトレットモールは、もはや買い物すべき場所ではない?フードコートに客殺到の謎

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 この傾向は、高価なブランドになるほど顕著なようで、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド(スペイン/レアル・マドリード)など海外セレブの人気が高いアパレルブランド「Dsquared2」では、通常なら12万円を超えるデニムとレザーのジャケットが6万円台で販売されていた。

 一方、デニムショップ「EDWIN」の隣に調理器具ブランドの「T-fal」が並び、その隣にメガネチェーンの「JINS」があるなど、店舗の並びは不規則な感が否めない。しかしながら、圧倒的な安さが人気の理由のひとつになっていることは間違いないだろう。

 もっとも、現在のアウトレットモールは、登場したばかりの90年代前半とは、大きく中身が異なる。かつてアウトレットの商品は、新古品や生産中止となった訳あり品、在庫処分的な意味合いが強く、それゆえ低い価格設定がされていた。色やサイズは不揃いのものも多く、目当ての商品を探し出すのが醍醐味のひとつでもあった。

 しかし、現在はブランド側がアウトレット用につくった商品の比率が高まっており、実は以前ほど消費者にとってうま味はない。買い得なのは、もともと高額商品が多いハイブランドだけで、セレクトショップの場合は通常店のセールのほうがお得ともいわれている。

各店舗は人が少ないが、フードコートは大混雑


 なぜ、それでもアウトレットモールは多くの人で賑わうのだろうか。その理由は、お昼に施設内のフードコートに行った時にわかった。各店舗を見て回っている間は、それほど人が多いとは感じなかったが、フードコートに入ると「みんな、ここにいたのか!」と思うほどの混雑ぶりだったのだ。

 千葉県松戸市の有名ラーメン店「とみ田」がプロデュースする「松戸富田製麺」をはじめ、どの店にも軒並み行列ができている。1200ある席が、荷物や人でびっしり埋まっているのだ。

 また、施設内を歩いていて気づいたのは、犬を連れている人が多いことだ。「木更津」ではペットと一緒に入店可能な店舗もあり、施設内の至るところに犬連れのカップルや家族がウロウロしていた。

 もはや、アウトレットモールはブランド品を安く購入する施設ではないようだ。週末や休日に訪れ、フードコートで食事をしたり、犬を散歩させたり、カップルや家族で楽しむ場所として機能しているのかもしれない。いずれにしても、筆者のように1人で行くところではなさそうだ……。
(文=青柳直弥/清談社)

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