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永井孝尚「企業の現場で使えるビジネス戦略講座」

佃煮を10年間売り続けるおばあちゃんが実践する、膨大な仮説検証プロセス

文=永井孝尚/ウォンツアンドバリュー株式会社代表

 最終消費者は、価値を提供する相手でもある。自分たちの商品が、その人にいかに役に立っているか。そのことを知り、学びながら価値を進化させていくことは、実は愉しいこと。いわば知的ゲームであり、差別化する上で大きな武器になるのだ。

 温泉街の朝市で出会ったおばあちゃんとの会話は、10分程度だった。しかし「最終消費者に会うこと」「仕事を愉しむこと」は、食品業界に限らず、あらゆる業界に共通して重要なことだ。

 顧客中心主義のあるべき姿について、実に多くのことを学ばせていただいた10分間だった。
(文=永井孝尚/ウォンツアンドバリュー株式会社代表)

永井孝尚/ウォンツアンドバリュー株式会社代表

永井孝尚/ウォンツアンドバリュー株式会社代表

 マーケティング戦略アドバイザー。1984年に慶應義塾大学工学部を卒業後、日本IBMに入社。マーケティングマネージャーとして事業戦略策定と実施を担当、さらに人材育成責任者として人材育成戦略策定と実施を担当し、同社ソフトウェア事業の成長を支える。2013年に日本IBMを退社して独立。マーケティング思考を日本に根付かせることを目的に、ウォンツアンドバリュー株式会社を設立して代表取締役に就任。専門用語を使わずにわかりやすい言葉でマーケティングの本質を伝えることをモットーとし、幅広い企業や団体へ年間数十件の講演やワークショップ研修を実施。さらに書籍・雑誌の執筆、メディア出演などで、より多くの人たちにマーケティングの面白さを伝え続けている。主な著書に、シリーズ累計60万部を突破した『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ(全3巻、コミック版全3巻、図解版、文庫版)、『そうだ、星を売ろう』、『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』、『残業3時間を朝30分で片づける仕事術』(以上KADOKAWA)、『「戦略力」が身につく方法』(PHPビジネス新書)がある。最新著は『これ、いったいどうやったら売れるんですか? 身近な疑問からはじめるマーケティング』(SB新書)

・問い合わせ先:永井孝尚オフィシャルサイト

Twitter:@takahisanagai

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