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「ネット料金が安くなる」光コラボは危険!かえって割高、多額の工事費、電話番号変更

文=八和玲/フリーライター
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【クレーム例2】「割引やポイントがなくなった」

 NTTの割引サービスやポイントサービスも、光コラボにすることで廃止になってしまう。

 例えば、NTT東日本の「フレッツ光メンバーズクラブ」は、光コラボへの変更とともに退会扱いとなり、同クラブのポイントはすべて消滅してしまう。ポイントがたまっていて光コラボへの変更を検討している場合は、変更の前日までにはポイント交換などを済ませておきたい。

 ほかにも、「光もっともっと割」「にねん割」「単身&かぞく応援割」などの割引サービスも利用停止になる。そのため、ケースによっては「計算すると、光コラボにする前のほうが安かった」ということにもなりかねない。光コラボを検討している場合は、「自分の契約プランの場合はどうなるのか」について、NTTとコラボ業者の両方に確認しておいたほうがいいだろう。

コラボ業者→コラボ業者の変更は難しい

【クレーム例3】「こんなに工事費がかかるとは聞いていない」

「光コラボを検討している」という人の中に、「変更後、別のコラボ業者に乗り換える可能性まで考えている」という人は、あまりいないだろう。

 しかし、光コラボへの変更後になんらかの不満が生じて、「別のコラボ業者に替えたい」と思っても、簡単に乗り換えができなくなってしまうことを理解しておきたい。

 光コラボにする場合、NTTの回線を「転用」という扱いでそのまま利用するため、大がかりな工事などを行う必要はない。しかし、コラボ業者から別のコラボ業者に変更する場合は、最初のコラボ業者との契約はもちろん、回線も一度解約することになる。これは、コラボ業者にNTT回線が卸売りされた時点で、その回線はコラボ業者のものになるためだ。

 コラボ業者を替えるということは、回線自体をほかのコラボ業者のものに替える必要があるため、「旧コラボ業者の回線を解約」「新コラボ業者の回線の新規契約」という2つの手続きが発生する。結果的に、工事費が膨らむ可能性があるのだ。

「『光コラボ自体をやめて、やっぱりNTT回線に戻したい』というユーザーも多いのですが、その場合も一度解約して新規契約という扱いになるため、多額の工事費が発生する可能性が高いです」(コラボ業者関係者)

【クレーム例4】「電話番号が変わるなんて知らなかった」

 コラボ業者から別のコラボ業者に乗り換える場合は、NTTの各種オプションサービスについても注意が必要だ。

 NTTが提供するひかり電話(光IP電話)を利用している場合、光コラボへの変更時には電話番号をそのまま引き継ぐことができたとしても、次にコラボ業者を変更する際は、番号が変わる可能性がある。引き継ぐことができるケースもあるが、その場合も追加の工事費用が発生してしまう。

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