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松庭直「女一人、命懸けの竹島上陸記」(前編)

韓国実効支配の竹島に命懸けの上陸!「入るな、死ぬぞ!」韓国人が必死の妨害

文=松庭直/フリーフォトライター
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 その日は、鬱陵島泊となり、地元の食堂へ。食堂のおばさんが、最後の客だからとゲソの天ぷらなど残りものの惣菜を持ってきてくれて、いつしかプチ宴会に。竹島について質問したが、「私も行ったことがない」とそっけない返事。宿に戻る途中、写真撮影を頼まれた年配の夫婦に「明日は竹島行きのフェリーが出ますかね?」と質問すると、「あ、あなた日本人? 私たち、独島には行かないよ。何にもないし」とこちらもまた、興味のカケラもなさそうな答えが。韓国人が熱くなるのはメディアに煽られているだけなのかと、拍子抜けしてしまった。

「今、売り切れました」

 翌日、韓国ではよくあることなのだが、予約していた竹島行きのフェリーが予告もなく時刻変更になっていた。そのまま乗ると竹島からの帰路便も遅れ、もう一日鬱陵島に足止めされることになる。なんとか別会社に変更できたので、フェリー出航まで鬱陵島観光をすることにした。

 他の観光客とともにバスに乗車し、鬱陵島の豊かな自然を堪能していたのだが、突如バスガイドが「独島に行く人は手を挙げてください」というので、正直に手を挙げたのがまずかった。突如ガイドが私に向かって「あなたは何人ですか?」と質問してきた。堂々と「日本人ですが」と答えると、突然「独島は韓国のもの。あなたは日本人だから独島には行けません」と大勢の観光客の前で話し出したのだ。

 突然の出来事に驚くばかりだった。続いて前に座っていた年配の男性が、「独島は我が領土だ。お前は入るな。入ったら死ぬぞ」と脅されたのだ。私も「日本人が竹島へ行くのは違法ではない」と応戦。それ以上、男性は何も言い返してこなかったが、本当に「ウリタン=我が領土」と発言することに驚いたのであった。

 釈然としないまま、竹島行きのフェリーが出る港へ到着。チケットを買おうとカウンターへ行くと、販売員の女性が私に向かい「何名様ですか?」と聞いてきた。「1名です」と答えると、「では、身分証明書を見せてください」という。嫌な予感がしつつもパスポートを見せると、女性の顔色がみるみる変わり、挙動不審に。その女性は自分では判断がつかないのか、隣にいる年配の女性に相談し始めた。すると相談された年配の女性が「売り切れました」と一言。あまりにもあからさまな嘘なので、「さっきまで、あると言ったでしょう」と応戦するが、「今、売り切れました」の一点張り。 

 私の竹島ツアーには、暗雲が立ち込めることになるのだった。
(文=松庭直/フリーフォトライター)

●松庭直
大学卒業後、韓国の高麗大学に留学。大手出版社の編集記者を経て、フリーフォトライターに。専門は韓国の芸能から社会問題まで多岐にわたる。

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