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JR、遅延トラブル多発がヒドすぎる!客離れ加速&京急の攻勢で牙城崩壊の危機

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 実際、JR東日本に乗客を奪われるといった危機感から、東急は湘南新宿ラインと渋谷駅-横浜駅間で競合する東横線に01年から特急電車の運行を開始している。東横線に特急を運行することで所要時間を短縮し、少しでも乗客の確保に努めた東急だったが、横浜方面から渋谷・新宿・池袋に一本で行くことができる湘南新宿ラインは好評を博した。湘南新宿ラインの運転本数は開業時より増えていることからも、乗客が東横線よりも湘南新宿ラインを選択していることが窺える。

 湘南新宿ラインが登場したことによって、京急にも少なからず影響が及んでいる。渋谷・新宿・池袋方面と横浜方面とが一本でつながったために、JRだと品川駅での乗り換えがなくなった。そのため、JRにおいて品川駅は単なる通過駅になった。品川駅の乗降客が減っても、全体の利用者が増えればJRはさほど痛くない。しかし、品川駅を拠点にしている京急にとって、品川駅の乗降客の減少はついでの買い物や食事といった需要が減ることを意味する。京急にとって品川駅の通過駅化は死活問題だった。

 京急の危機的状況に光明が見えたのは、リニア中央新幹線の駅が品川駅付近にできると発表されたことだった。リニア開業を見越して、品川駅周辺は再開発が盛んに行われた。それによって、品川の街全体が活性化している。しかも、その再開発はいまだ続いている。近年は訪日外国人観光客が増加し、羽田空港の需要が高まったことで、羽田にアクセスする京急の存在感が強まっている。

京急の反転攻勢


 追い風に乗った京急は、品川駅の立地を逆手にとって反転攻勢へと打って出ようとしている。京急では品川駅始発の電車が多く、品川駅から乗車すれば高い確率で座ることができる。そのため、「最近はJR線の利用者でも、わざわざ品川駅でいったん下車して品川始発の京急線に乗り換える人が増えている」(京急幹部)という。

 JRから京急へ利用客が流れる傾向は、JRの遅延トラブルと無縁ではない。前述したように、遅延が起こると列車の混雑は増すからだ。その混雑を避けようとして、JR利用者が京急に乗り換えることがあっても不思議ではない。

 そうした事情から、京急は12月7日から早朝の通勤時間帯にモーニング・ウィング号の運行を開始した。ウィング号は「座れる」ことをウリにした特急電車で、乗車に特急料金は不要だが、通常運賃のほか着席整理券300円が必要になる。

 京急は以前より退勤ラッシュ時間帯にウィング号を運行していたが、それを朝ラッシュ時間帯にも拡大させた。それほど、着席サービスの需要は増加しているのだ。

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