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ツタヤ図書館を誘致した市長が子会社入社、収賄罪に該当か 10年前の欧州サッカー本入荷

文=日向咲嗣/ジャーナリスト

教育長が暴言

 実は、海老名市の教育長も、武雄市の不適切な選書報道を受けて、リニューアル直前に、「海老名は違う」と、今回の多賀城市教育長とまったく同じようなことを言っていたのである。

「海老名の場合には約8300冊の本を買おうとしたと。まだここは買っていないですけれども。そうしたら、本の中に『「スピードサラダおろし」つき1日分の野菜がラクラクレシピ』、要するに本におろしが付録でついている、そういう本を海老名は買おうとしていたんだということが話題になっています。それからフライパンとか、タジン鍋というのは私わからないんですけれども、フライパンとかタジン鍋などの付録がメーンの書籍、20年ほど前に発行されて現在は休刊になっている女性誌なども含まれていると。1年半後にオープンする海老名でも、このままではCCCの在庫処分と言われても仕方がないと。(略)だから、あのときはど素人だったと、2013年の4月のときはど素人だったと。今は違うと言いながら、同じことを海老名の図書館でも繰り返しているわけです。私はど素人のままじゃないかと。依然として。なんでそういう企業がすばらしい企業に見えるのか私は不思議なんですよ。いかがですか。これは私からするとやっぱりなという感じです。CCC社長の増田(宗昭)さんはなんと言っていたか。図書館は本のレンタル屋だと豪語していましたね。高橋聡さんは、私は本もあまり読まないんだと、図書館にも行ったことがないんだと、けれども図書館の開設はレンタルショップツタヤを開設するのと同じだと思ってやったんだと言っていますよ。それからしたらこういうふうになるのはわかっているじゃないですか」

 圧巻だったのは、この後のやりとりである。

「何回も言うけれども、市教委がチェックするのは当然なんですよ。けれども、あそこがいいと思ってやった会社がこういうことをやっているわけでしょう。聞き取りとか指導とかしたんですか。話し合いとか持ったんですか。それとも、武雄のCCCと多賀城のCCCは全然違うんですか。お答えください」

 ヘビのようにしつこい藤原議員の追及に、温厚な教育長もここに至って、さすがに怒りが頂点に達したのか、ついにこんな暴言を吐いたのである。

「よそのところで高橋さんがみずから館長になっているというふうな場所もあります。うちのほうの組織はそういうふうな組織ではございませんので、安心して御利用いただけるのかなというふうに思います」

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