NEW
松庭直「女一人、命懸けの竹島上陸記」(後編)

竹島が韓国人のパラダイス化!命懸け上陸記!特製Tシャツ販売やカフェも

文=松庭直/フリーフォトライター
【この記事のキーワード】, ,

 上陸時間は警備の都合上20分しかないため、着岸を伝えるアナウンスが聞こえると一斉に観光客たちは出口に殺到。船から桟橋へ橋がかけられると、我先にと竹島へ上陸していく。そして、上陸するや否や、港で購入した韓国国旗を掲げて記念撮影に収まる観光客で桟橋は溢れかえった。それぞれの愛国心に思いをはせているのだろうか、ここにいる観光客全員が満面の笑みを見せていたのであった。

「撮影するな」と言われていたが、私だけが撮影禁止というのもおかしな話。最初は携帯電話で撮影していたが、最後は気にせず一眼レフで撮影を始めた。しばらく経つと、後ろに人の気配がした。私が行く先々に金魚の糞のごとくついてくるのだ。警察官かと思い「私を監視してるのですか?」と詰問すると、「いや、別に」としどろもどろになった。そのまま無視をして観光することにした。

 ここでは、銃を構える独島警備隊と記念撮影をするのがお決まりらしく、家族で笑顔で収まる人、ひとりで勇ましい顔をして収まる人、それぞれの“独島スタイル”を表現していた。私もせっかく来たのだから記念撮影をと思い、日本人とばれないように韓国人観光客に撮影を頼んだ。いざ、記念撮影に臨んでいると、私の眼前で異様に焦る人物がいた。そう、先ほどの監視員らしき人が「はっ!」という声をあげたものの、止めるわけにもいかず地団駄を踏んでいたのだ。

 その後は、眼前にある岩山を見つめるしかやることがない。観光というよりは、韓国人の気持ちを鼓舞するパワースポットと化していたのだった。20分の上陸タイム終了のサイレンが鳴り、船へ向かおうとすると桟橋で何やら土産物を売る露店が見え、多くの韓国人が「I Love Dokdo」とプリントされたTシャツを購入していた。よく見ると、「独島愛のカフェ」という店名の横に独島住民夫婦と表記されている。なんとこの夫婦、1991年から独島へ移り住み、岩山で暮らしているという。こんな絶海の孤島、自ら監獄入りしているようなものではないか。

 ようやく帰路の船に乗ったと一息ついた瞬間、隣に座った年配女性に「イカを食うか?」と突如差し出され、上陸以上に緊張が走ったのであった。

反日教育

 上陸後、ソウルで韓国人の知り合いに事の顛末を話すと、「よく行きましたね。日本人でも行けるもんなんだ。あそこは、愛国心が強い人が行くところだから、日本人が行くと危ないですよ」と驚きを隠せない様子だった。続いて彼は、竹島の現状をこう説明してくれた。