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木枯らしが吹いて冬本番。年末にかけて、クリスマス、忘年会、新年会と、飲み会やイベント続きで、ただでもウエストラインが気になるダイエッターには悩ましい季節である。
しかも、寒さのために外出も面倒になるから運動不足になりやすく、寒さを防御するため体に脂肪がつき、厚着なお陰でボディラインにも無頓着になり……。ゆえに「冬は太りやすく痩せにくいからダイエットは無理」と思い込んでいる人もいるかもしれない。
しかし、それは大きな勘違い。実は夏よりも冬のほうが「楽して痩せられる」季節なのだ。
運動しなくても冬は100 kcal余計に消費
ご存じの通り、われわれ人間は恒温動物。周囲の温度に関係なく、いつも36℃前後の体温を保とうとする働きを備えている。運動せずに、ただじっとしていても、呼吸をしたり、心臓を動かしたり、体温を維持するため、私たちの体内では生命維持に必要最小限のエネルギーが常に消費されている。そのエネルギー消費が「基礎代謝」だ。
気温の高い季節の体は、あまり頑張らなくても体温を維持できる。しかし、冬になって気温が大きく下がると、体は生きるために体温を上げ、内臓を冷えから守ろうと働く。