お台場や東京スカイツリーで開催されるバブリーな交流会

 最初に会話したのは、健康カウンセラーを名乗る男性・A氏だ。お互いの名刺を交換し、簡単な経歴を紹介し合う。A氏は健康管理士という資格を持ち、市民に向けてセミナーを開いたり、大手企業で社員の健康面をサポートしているという。

「ダイエットのためには、運動や食事制限でなく代謝機能を上げること」という持論や、さまざまなメソッドを説明された。正直、そのどれもが斬新な考えで、思わず聞き惚れてしまった。

 また、A氏はほかの異業種交流会にも参加しており、そのあたりの事情についても教えてくれた。それによれば、今回はほかのイベントに比べて、かなりシンプルな部類だという。

東京スカイツリー内で開催される某異業種交流会の場合、豪華な会場で酒と食事を楽しみながら、くだけた雰囲気で歓談するスタイルです。お台場に数百人が集まってバーベキューをして盛り上がる会もありますね」

 こんなバブリーな異業種交流会が、現在もさまざまなかたちで行われているようだ。こうした会は、ネット上での募集はせず、過去の参加者の紹介などによって参加者が集められるという。

女性目当てで参加していた、30歳前後の男性

 次は、中央のテーブルでお茶を飲んでいた、30歳前後の男性・B氏に声をかける。B氏は食品会社で衛生管理を担当しているというが、胸の名札を見ると、名簿には載っていない番号だった。事情を聞くと、事前に申し込みはせず、当日になって急遽参加したという。運営側としては、「来る者は拒まず」といったスタンスなのだろう。

 しかし、B氏との会話は、なぜか弾まない。せっかくなので趣味の方面にもいろいろと話を振ってみたが、どうにも乗ってきてくれない。己のトークスキルの未熟さを呪っていたところで、もう1人、女性の参加者が会話に加わってきた。

 話に入ってきたのは、20代中盤の女性・Cさんだ。現在は派遣社員だが、音楽系の学校を出ており、ゆくゆくはそちらの道で商売をしてみたいと語る。そこで、ベンチャー系の人間も集まると聞き、この交流会に参加したという。Cさんも、飛び入り参加組だ。

 すると突然、無口だったB氏のテンションが上がった。先ほどとは打って変わって、自分の仕事や趣味について、Cさんにベラベラと語り始めたのだ。それを見て、「あぁ、そういうことか」と膝を打った。B氏は、女性との「出会い」を求めて参加しているのだ。おそらく、婚活パーティー寄りの交流会には、この手の人たちが来るのだろう。

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