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大崎孝徳「なにが正しいのやら?」

ユニクロ、連続客数減地獄に突入か…値上げの一方で巨額広告費、失敗or長期利益拡大?

文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授
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本格的な国際市場への展開を見据えた戦略

 日本では飽和感が強いユニクロですが、欧米ではいまだに一部の大都市にしか出店できておらず、GAP、H&M(スウェーデン)、ZARA(スペイン・インディテックス)はあるものの、ユニクロは見当たらないという光景を筆者は幾度となく見てきました。つまり、海外においてはまだこれからという部分が数多く残っているのです。

 さらに将来を見据えれば、中国などの新興国から今後、大型のファストファッション・ブランドが登場してくることは容易に想像でき、そうなるとユニクロはコスト面では太刀打ちできないでしょう。このような状況を踏まえれば、低価格志向の強い消費者をGUでしっかりと確保しながら、ユニクロのブランドは向上させていくという戦略はファストリ全体の利益を長期にわたり拡大させていくことに大きく貢献する可能性を秘めているといえるかもしれません。
(文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授)

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17:30更新
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