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平均年収1300万、異常な高収益、超秘密主義のあの企業が窮地!中国&富士山リスク?

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 15年11月末、ファナックは産業用ロボットの量産を1977年に開発して以来、累計生産台数が40万台となった。産業用ロボットとして世界最多の記録である。

 市場との対話路線に転換したことから、稲葉氏に対する市場の注目度は高まった。それまでマスコミにほとんど登場したことがなかったが、メディアのインタビューに応じるようになった。

 実は数年前から、ファナック社内では大きな変化が起こっていた。13年10月、稲葉氏の父で、富士通の事業部門から独立してファナックを世界的企業へ育て上げた名誉会長の稲葉清右衛門氏が引退。直前まで、開発部長と営業部長を兼務してワンマン体制を敷いていたが、突然本社や子会社の役員からすべて外れた。「清右衛門追い落しのクーデター」との噂が駆けめぐった。これ以降、善治氏が名実ともに同社のトップとなった。

 しかし、稲葉氏の前途は多難だ。15年7月4~6月期の決算発表時点で16年3月期の業績予想を下方修正した。収益の足を引っ張ったのがスマートフォン(スマホ)の金属ケース加工に使う小型工作機械ロボドリルの需要が減ったことだ。中国などのスマホメーカーからの引き合いが急減した。

 下方修正した翌日に株価が14%安と急落し、中国関連銘柄に売りが広がる“ファナックショック”が市場に広がった。15年7~9月期の業績も大きく落ち込んだ。ロボドリルを含むロボマシン事業の売上高が前年同期比で4割減少した。

 ところが、ファナックは16年3月期の連結業績見通しを小幅に上方修正した。売上高は前期比13.5%減の6309億円。従来予想から26億円引き上げた。純利益は同21.7%減の1625億円と従来予想より30億円上乗せした。ここ数年ファナックの業績を牽引してきた米アップルのスマホiPhoneの最新モデルが業績に寄与するとの判断から、強気の見通しを掲げた。

 会社側の公表通りに利益を上げることができれば、16年3月期通期の営業利益率は34.6%になる見込みだ。15年3月期の実績である40.8%から6.2ポイント低下するが、世界のエクセレントカンパニーといわれる企業の平均値が15%超という事実を見れば、ファナックの利益率の高さは断然光っている。

突然の逆風

 2016年早々、iPhoneの逆風が吹きつけた。1月6日、アップルが現行iPhoneの最新モデルである「6s」や「6s Plus」の生産量を16年1~3月期に計画比で3割程度減産することが明らかとなった。中国や日本、欧州で在庫が積み上がっており、生産調整を実施するという。

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