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大江英樹「おとなのマネー学・ライフ学」

その保険、本当に必要?やめれば余裕と貯蓄が増える?「保険=貯蓄」が資産を食い潰す

文=大江英樹/オフィス・リベルタス代表
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 でもここで言う安心料とは、なんの安心料なのでしょう。保険に入れば死なないとか、病気にならないというのであれば文字通り安心料といえますが、そんなことはありません。要するに、もしそういう不幸な状態になっても経済的に困らないようにする、という意味での安心料です。だとすれば、保険は明らかに金融商品です。民間の保険以外にも公的な制度を調べ、その上で必要な補償を受けられるようできるだけ安い保険料で加入するというのが本来の入り方です。

 私は保険自体、必要なものだと考えていますが、大切なのは目的を取り違えないことだと思います。保険を貯蓄代わりに使うというのは、考え直したほうがいいのではないでしょうか。
(文=大江英樹/オフィス・リベルタス代表)

大江英樹/経済コラムニスト

大江英樹/経済コラムニスト

1952年、大阪府生まれ。野村證券で個人資産運用業務や企業年金制度のコンサルティングなどに従事した後、2012年にオフィス・リベルタス設立。日本証券アナリスト協会検定会員、行動経済学会会員。資産運用やライフプラニング、行動経済学に関する講演・研修・執筆活動を行っている。『定年楽園』(きんざい)『その損の9割は避けられる』(三笠書房)『投資賢者の心理学』(日本経済新聞出版社)など著書多数。
株式会社オフィス・リベルタス

Twitter:@officelibertas

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