ウェブブラウザのIE、古いバージョン利用し続けは危険!他に乗り換えの絶好の機会?

古いIEを切り捨てるチャンス

 ウェブ構築に関わる仕事をしている人の中には、検証環境として古いバージョンを維持しているケースがある。ウェブデザインの現場で働く人々の間から、古いバージョンのIEや、それを使い続ける人々に対する怨嗟の声がこぼれてくることもよくある。それでも、古いバージョンを使い続ける顧客を切り捨てることはできないとして、対応し続けているのだ。

 しかし、そのような現場の人々にとって、今回の流れは良いきっかけになるのではないだろうか。マイクロソフトによるサポートが打ち切られたことで、少なくともIE 9より前のバージョンは、存在してはいけない、もしくは相手にしなくていいもの、として扱っても差し支えなくなった。

 そもそも、IEのブラウザシェアはだんだん下がってきている。インターネット調査会社Net Applicationsの発表しているブラウザシェアでは、かなり古いバージョンまで含めたIE全体のシェアでも2015年9月が51.59%、10月が50.86%、11月が50.03%、12月が48.57%とじわじわ下がってきている。今回のサポートポリシー変更後もサポートされるIE 9以降のものに限れば、12月のシェアは41.19%だ。

 調査会社が違えば結果も違うが、ウェブレッジが発表したものでも15年11月のものでIE 9以降は30.96%にとどまっている。みんながIEを当たり前に使っていた時代は、だいぶ遠くなったということだろう。

 ではどのブラウザを使う人が増えているのだろう。それは、Chromeだ。頻繁なアップデートがあるため、バージョンごとのばらつきはあるが、上記2社の調査いずれも、すべてのバージョンを合わせたシェアで30%強となっている。

 これはWindowsを使用しているPCからのアクセスに限った調査結果で、タブレットやスマートフォンといったモバイルデバイスで使われるブラウザは、ChromeとSafariが2強だ。マイクロソフトも最新OSのWindows 10では、Microsoft Edgeという新ブラウザを前面に押し出している。さまざまなブラウザが出てきたことで選択肢が広がっただけでなく、従来からあったブラウザも使い勝手が良くなっている。この機会に古いIEは切り捨てて、新しいブラウザに切り替えよう。
(文=編集部)

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