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TBS前で視聴者が集結し抗議行動!TBSは要請文受け取り拒否!「言論弾圧許さない」

文=林克明/ジャーナリスト
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 日曜日の朝だったため警備会社職員の判断で受け取り拒否になったのかもしれないので、後日TBS広報部に確認すると、視聴者らが要請文を届ける行動があったことを「確認できません」との回答だった。市民有志らは、あらためて郵送でTBSに要請文を発送することにしている。

 要請文のポイントは、次の通り。

「(アンカーの降板は)意見広告による圧力前に比べて明らかに後退であり、報道機関やジャーナリスト個人に対する不当な弾圧、それらにとって不都合な報道を控えるような“忖度”を求めるあらゆる圧力に屈することなく、自由と民主主義、そして立憲主義・憲法を守る本来の報道機関として、その使命と責任を今後も貫いていただきたいと要望いたします」

自民党メディア圧力小史

 それにしても、自民党と政府のメディアへの介入は執拗である。こうした異常事態をあらためて列挙し把握する必要があるだろう。

・2014年12月、総選挙直前に自民党がメディア各社に「公正な報道の要請」
・15年3月27日、『報道ステーション』のコメンテーターの古賀茂明氏が、官邸からの圧力を生放送中に暴露
・15年6月25日、自民党の勉強会で大西英男議員が「マスコミを懲らしめろ」と発言
・15年11月6日、BPOが「自民党がやらせ問題でNHK関係者を事情聴取したのは圧力そのもの」と報告。高市早苗総務大臣がNHKに厳重注意したことも問題視
・15年11月14・15日、岸井氏攻撃の意見広告
・15年12月24日、テレビ朝日が『報道ステーション』古舘氏は3月に降板すると発表
・16年1月8日、『クローズアップ現代』で菅官房長官に集団的自衛権問題でするどく質問した国谷裕子キャスター降板との報道
・16年1月15日、『NEWS23』岸井氏降板、スペシャルコメンテーター就任が発表される

 こうした流れのなかで、一般の視聴者が行動していることに対して、メディア内の幹部はどう応えるのだろうか。
(文=林克明/ジャーナリスト)

※要請文全文はこちら

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