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石堂徹生「危ない食品の時代、何を食べればよいのか」

4年前に賞味期限切れ、異物混入…食品廃棄物、スーパー等に幅広く流通し消費者の口に

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チキンカツやラーメンスープも横流し


 気になるその異物とは何か。それは、工場で使用しているナイロンが主成分の合成樹脂(ポリアミド樹脂)製の器具(部品)で、大きさは最大で8ミリメートル。混入した可能性がある異物の形は不明で、粉砕されている可能性があるという。

 それにしても、最大8ミリメートルの異物に対し、4万枚を超えるカツを廃棄するというのは、あまりにもオーバーな話ではないか。それに対し、同社は「(異物の量に比べ廃棄量が大量になったのは、)製造時における異物混入時点が限定されなかったため、混入の可能性がある製品の全ロットを廃棄したため」としている。

 ただ、問題はビーフカツだけに止まってはいなかった。1月15日、同社はビーフカツ以外にも不正転売が発覚したとして、チキンカツ、ロースカツ、メンチカツ、ナポリタンソース(パスタ・デ・ココで使用)、ラーメンスープ(麺屋ここいちで使用)を写真付きで挙げた。

北海道、神戸市などのマグロからケーキまで


 この間、行政はどのように動いたのか。壱番屋から本社のある愛知県の出先事務所に対し、横流しされたビーフカツ(半製品、生肉に衣をつけて冷凍したもの。1袋5枚入り)が県内スーパーで販売されていたとの連絡があったのは、1月12日午後5時頃だ。そこで、同スーパーを管轄する保健所が立入調査をし、その結果、15年12月上旬から16年1月11日まで、ビーフカツ約2000枚がほぼ完売したことがわかった。

 同13日、愛知県が隣の岐阜県に対し、ダイコーと取引をしたみのりフーズ(岐阜県羽島市)の調査を依頼し、岐阜県が同日、立入調査をした。

 その結果、以下の事実が判明した。

(1)個人経営のみのりフーズは12年1月、食品衛生法上の「めん類製造業」の許可を得たが、「現在では、登録されているめん類製造業の実態はない」

(2)食品衛生責任者の独断で、ダイコーの依頼により取引をした

(3)みのりフーズでビーフカツの箱の詰め替え作業を行い、愛知県内の個人及び企業2社に全量販売した

(4)壱番屋の名前が印刷された段ボールが約800箱施設内に保管されていた

(5)取引などの状況を示す伝票など書類は確認できなかった

 その後、1月14日には、みのりフーズの取引先の冷蔵庫からビーフカツと外装が酷似したチキンカツが発見された。さらに、18日までにみのりフーズの施設内で、壱番屋製ではない焼き鳥(肉加工品)や魚の切り身(魚加工品)、野菜の煮物(各種惣菜)、ケーキ(菓子類)、みそ(調味料)など108品目が発見された。

4年前に賞味期限切れ、異物混入…食品廃棄物、スーパー等に幅広く流通し消費者の口にのページです。ビジネスジャーナルは、連載、カレーハウスCoCo壱番屋スーパーマクドナルドの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

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