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ツタヤ図書館、市側の元図書館協議会会長がCCC天下り疑惑…新館長に就任

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指定管理者選定の協議会会長がCCCへ天下り

 そんな多賀城市ツタヤ図書館に関して、新たな疑惑の情報をつかんだので紹介したい。

 ある関係者が、こう打ち明ける。

「新図書館の館長になる人物は、元は市の教育委員会の委員でした」

 つまり、指定管理者を選定する側の公務員が、その選定した民間業者に就職したのだ。これが本当だとしたら、相当にスキャンダラスな事件である。ツタヤ図書館への世間の注目度が高いなかで、あからさまな天下りをするのだろうかと半信半疑で調べてみると、驚きの事実が判明した。

 現在、新図書館準備室長を務める「CCC 行政サービス企画カンパニー 図書館事業部」の照井咲子氏は、3月21日のリニューアルオープンと同時に新図書館の館長に就任することが決まっている。

 内情を知らない方は、「CCCの本社から派遣された図書館運営のプロに違いない」と思われるかもしれない。ところが実は、照井氏はCCCが指定管理者に正式決定した14年6月13日の2週間前まで、多賀城市立図書館協議会会長だったのである。

 多賀城市教委によれば、照井氏が多賀城小学校校長と兼務するかたちで図書館協議会の会長に就任したのは12年2月。その会長職を2年間務めたあと定年退職し、約1年間ほかの自治体の教育委員会に嘱託で勤務し、なぜか昨年4月にCCCへ入社している。そして同年10月からは準備室室長に就任している。

 時系列で整理すると、以下のようになる。

・12年2月1日、照井氏が図書館協議会会長に就任
・14年5月31日、退任
・14年6月13日、CCCが新図書館指定管理者に決定
・15年4月1日、CCCが新図書館準備室を開設、同時に照井氏がCCC入社
・15年10月1日、照井氏が新図書館準備室室長に就任
・16年3月21日、照井氏・市立図書館新リニューアルオープンと同時に館長就任予定

 特に注目したいのは、CCCが指定管理者に決定するまでの2年間、照井氏が図書館協議会の会長職にあったという事実だ。

 図書館協議会とは、委員たちが定期的に会合を開き図書館のあり方について意見をまとめて答申する、市立図書館長の諮問機関だ。その会長だった人物が、新図書館の指定管理者に決まったCCC社員になっているという事実は、今後議論を呼ぶ可能性もある。

 約1年のブランクを経ているとはいえ、図書館運営を全面的に委任された民間企業の一社員として就職しているのだ。

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