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クックパッド、不可解すぎる内紛騒動…創業者と現社長、激しい対立の「狙い」

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 両者の対立が表面化したのは先月19日。佐野氏が経営陣の入れ替えを求める株主提案を提出した、という内容のリリースをクックパッドが公表した。同社側は佐野氏から送付された提案書をそのままリリースに掲載。佐野氏は、同社が海外展開に経営資源を割かず、料理とは関係の薄い事業を拡大していることに危機感を持ったとしている。

みんなのウェディング買収に賛同していた佐野氏


 クックパッドは過去、積極的なM&A(合併・買収)を繰り返してきているが、この2年ほどの買い物といえば、セレクチュアー、NetSila、リアルワールド、みんなのウェディングなど。セレクチュアーはインテリア雑貨などのECサイト運営、リアルワールドはクラウドソーシング、NetSilaはレバノンのレシピサイト運営会社。

 佐野氏はみんなのウェディング買収を非難しているのか、という質問に対し、クックパッドは「そういう個別の次元の話ではないようだ」としているが、佐野氏がいまさらこの買収を批判しているというのは考えにくい。なぜなら、佐野氏は今もクックパッドの筆頭株主であり、取締役でもある。みんなのウェディングの株式(発行済みの26.8%)はTOB(公開買い付け)を実施して取得しているが、そのTOBを決議した取締役会で佐野氏は賛同しているのだ。

 みんなのウェディングは、ディー・エヌ・エーの社内ベンチャーとして誕生している。ベンチャーキャピタルのグロービスが資金支援をし、14年3月に東証マザーズに上場している。しかし上場早々、最初の決算で業績予想を下方修正したうえ、上場からわずか8カ月後に子会社で不正経理が発覚。金額はわずか1200万円だったが、創業社長と担当取締役のクビが飛んだ。

 株価は公開初値の3560円どころか、公開価格2800円まで割り込み、15年に入ると1000円も割る展開に。そこに15年4月、クックパッドとの業務資本提携が浮上。クックパッドが1株1400円で株を公開買い付けすることが公表されると、即座に株価は1000円台を回復した。

 この時点のクックパッド社長は穐田氏だが、実は穐田氏は上場前からみんなのウェディングの大株主だった。クックパッドがTOBを決めた時点でも13.1%を保有。グロービス、ディー・エヌ・エーに次ぐ第三位株主だった。明確な利益相反になるため、穐田氏はクックパッドにおけるTOB実施を決める取締役会決議に参加していない。

佐野氏側の取締役候補の顔ぶれ


 さらに興味深いのは、佐野氏が推す取締役候補者の顔ぶれだ。候補者は佐野氏本人も含めて全部で8人。佐野氏は今も取締役なので再任提案だが、まったくの新任となる他の7人は以下のとおり。

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