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ツタヤ図書館、市から「天下り入社」疑惑の新館長を直撃!「市長から声かけられた」

文=日向咲嗣/ジャーナリスト

責任はすべて現館長

–つまり、現館長がすべて責任を持っており、打ち合わせもしてきているということですね。

照井 その通りです。

–しかし、新館長になることに責任はありますよね。

照井 意見は求められていませんよ。

–新館長になるのに、意見は一切求められないのですか。

照井 求められませんでした。図書館協議会は、その間も実施されていますが、私は協議会の会員でも評議員でもありませんから。

–中古本を蔵書として購入することに関しても、準備室長にまったく話はないのですか。

照井 私が相談された経緯はありません。ですから、教育委員会に確認してください。

–つまり、照井さんは祭り上げられただけだということですね。

照井 それは間違っています。

–新図書館の準備室長で、3月から初代館長になるにもかかわらず、経緯を一切知らず、意見も言えず、決定権もない、話し合いもしていない。

照井 記録はすべて読ませていただきましたし、協議会で話し合われた内容はすべて報告を受けています。ただ、私は協議委員ではありませんから、意見を述べることもできませんし、その決定した内容に異議を申し立てることもできません。

 ただ私は、多賀城市のみなさんに、より多く新しい図書館を活用していただきたいし、「すばらしい図書館だ」「市民の誇りだ」と思っていただけるように、館長になりましたらできる限りの努力をしていくつもりです。

–3月から館長になるので、それからは責任を持つ。それまでも話は聞いているが、一切意見は述べないということですね。

照井 残念ながら意見を求められておりません。

–求められなければ述べないということですが、市民に対する責任はあるでしょう。

照井 指定管理ですから、指定しているのは多賀城市です。ですから、市民に対する責任は多賀城市にあります。

–つまり、館長になったら市民に対してすばらしい図書館をつくっていきます。でも具体的な準備は全部実務者に任せているということですね。

照井 そんなことはありません。私がその立場に具体的になりましたら、責任を持って取り組んでまいります。

–準備室長は責任ある立場ではないということですか。

照井 だって、私の隣の席に館長さんがいらっしゃいます。今の時点では、多賀城市の職員でいらっしゃる館長さんの指示のもとで進んでいます。ですから、質問にお答えするのは私が適切だとは思いません。

–協議会の会長であった方が、CCCに天下り、現在は準備室長で、今後新館長になるわけです。その方に質問するのが的外れなのでしょうか。

照井 今日、初めてそのように言われました。

–一般人はそう思うのではないでしょうか。

照井 決して私は、天下りをしたなどとは考えておりません。市民のために努力をしております。ご理解いただければと思います。

–わかりました。ありがとうございました。

「天下りではない」と照井氏は強く否定するが、新図書館の館長への就任要請は、なぜか雇用者のCCCからではなく、仕事を委託する側の市長サイドであったという事実だけをもってしても、世間の常識から遠く離れているといわざるを得ない。
(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

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