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iPhoneが売れない…アップル、売上減で崩れる成長神話 日本メーカーに壊滅的被害か

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スマホ市場の減速で電子部品の受注額は急減

 アップルは世界のデジタル家電市場で最強の勝ち組とされてきた。だが、その成長神話に疑問符がついた。アップルが今年の世界同時株安の震源地と見るアナリストも増えている。

 その理由はこうだ。アップルは自社の工場を持たない「ファブレス経営」で知られている。自社工場で生産していれば、減産の影響を自社である程度引き受けられ、他社への影響は相対的に抑えられる。しかし、アップルは生産を外部に委託しているため、減産の影響は日本をはじめ世界中に拡散している。

 アップルの3割の減産で電子部品メーカーの受注は急減することになる。実はアップルショックは今回が初めてではない。12年夏、9月発売予定の「iPhone 5」の量産開始が遅れ、電子部品メーカーが生産調整を余儀なくされたのだ。

村田製作所はスマホの高機能化で恩恵を受けた代表選手

 異なる周波数の信号を選り分ける「表面弾性波(SAW)フィルター」は、スマホの通信速度の高速化に欠かせない部品だ。高速通信LTEに対応した高機能端末の場合、1台当たりに同フィルターが20~40個搭載される。中価格帯の端末と比べて個数は2~4倍になる。村田製作所は、同製品の世界シェア45%を誇る。

 日本銀行のマイナス金利政策がもたらした急激な円高の影響で、2月に入ってから日経平均株価は暴落したが、その中でも特に村田製作所は2月12日に1万1610円の安値を付けた。15年7月2日の高値2万2220円からほぼ半値近くまで下げた計算だ。

 村田製作所の16年3月期連結決算の見通しは好調である。前回のアップルショックの教訓から、取引先を拡大したことが功を奏した。売上高は前期比15.0%増の1兆2000億円、営業利益は26.8%増の2720億円、純利益は20.4%増の2020億円と4期連続で増収増益の見通しだ。それでも株価に反転の兆しは見えない。

 アルプス電気は、カメラの手ぶれを補正する部品の販売が増えた。だが、アップルのスマホ販売の減速が影を落とし、16年3月期の連結業績見通しを下方修正した。売上高は前期比3.5%増の7750億円(従来予想は7780億円)、営業利益は1.9%減の525億円(同605億円)、純利益は15.1%増の400億円(同495億円)。iPhoneの減産がストレートに響いた。

 市場はアルプスが想定外の減額修正となったことに過剰な反応を示し、2月12日に1647円の安値をつけた。15年11月24日の昨年来高値4205円から61%下落した。

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