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スズキを愛しすぎた鈴木修会長、非情な決断か…長男社長切り&トヨタに丸飲みされる覚悟か

文=編集部

 一方、スズキは15年9月25日、保有していたVW株1.5%をすべて売却。367億円の特別益を計上。ここに資本・業務提携を完全に解消した。

 次の課題は買い戻した自社株を割り当てる新しいパートナー探しである。

 フィアット・クライスラー・オートモービルズが秋波を送ってきたが、VWで懲りたスズキは気心の知れない相手と組む気はないようだ。08年に資本提携を解消したGMとの復縁説も出た。GMとは喧嘩別れしたわけではなく、GMが倒産したことによる提携解消だったため、復活したGMならば再提携もあるとの見方も当然といえる。だが、鈴木会長は「再婚することはない」と、これを否定した。そこへ、トヨタが新しいパートナーとして浮上してきたわけだ。

スズキはインドで4割強のシェア

 トヨタにとってインド市場は魅力だ。そのインド市場でスズキは4割強のシェアを持っている。スズキのインド進出における最高殊勲選手は鈴木氏である。1978年に4代目社長に就任した鈴木氏は、「どんな小さな市場でもいいから1番になりたい」と切望した。そして社長就任の翌年に発売した「アルト」がインドを呼び寄せた。

 アルトを東京モーターショーで見たインドのメーカーが、「インド政府の国民車構想にスズキのアルトが最適」と考え、その後インド政府の調査団が来日した。

BusinessJournal編集部

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