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秋津壽男「正しい医療or間違った医療はこっち!」

突然襲う嘔吐と下痢、命にかかわる危険も…激増のウイルス性急性胃腸炎、どう対処?

文=秋津壽男/総合内科専門医、秋津医院院長

 冷たい飲み物は胃腸を刺激し、かえって下痢を悪化させます。またスポーツドリンクなどは汗と同じ成分といわれていますが、下痢で出ていく水分は汗より電解質が多いので、必ず塩分も一緒に摂りましょう。お腹に優しく塩分も摂れる、具のない味噌汁、インスタントコンソメスープ、昆布茶などがオススメです。しかし症状が激しい場合や高熱などを伴う際は、早めに医師の診断を受けてください。

 そして最初の2日間はできるだけ体を休め、食事は最小限にしましょう。食欲がないなら絶食でも構いません。とにかく胃腸を休めることが第一。水分の補給がきちんとできていたら1日くらいの絶食も有効です。「食べないと元気にならない」と無理に食べる人がいますが、それは胃腸に負担がかかり、かえって逆効果です。
(文=秋津壽男/総合内科専門医、秋津医院院長)

秋津壽男/総合内科専門医、秋津医院院長

秋津壽男/総合内科専門医、秋津医院院長

秋津医院院長、総合内科専門医。大阪大学工学部醗酵工学科を卒業後、和歌山県立医科大学医学部に入学。循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコー等を学ぶ。その後、東京労災病院等を経て、1988年に品川区戸越銀座に秋津医院を開業。現在、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)にレギュラー出演中。著書に、「長生きするのはどっち?」「ガンにならないのはどっち?」古いワインの解説書の「古酒礼賛」などがある。

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