米スタバが日本スタバを買収、米マックは日本マック株式を売却

 かつて多くの外資系外食チェーンが日本に進出してきた。だが、成功したといえるチェーンは多くない。大半が撤退に追いやられるなかで、日本市場で市民権を獲得したのは、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、ミスタードーナツ、スターバックスコーヒー、そしてサブウェイくらいだ。いずれもフランチャイズ方式を取り、経営は日本企業に委ねた。

 これらのチェーン店で最近目立つのが、グループ本社が日本法人を子会社化する動きだ。

 日本で1000を超える店舗を展開するスターバックスコーヒージャパンは、米スターバックスの完全子会社になった。米側が1000億円を投じ、日本の共同出資者から株を買い取った。子会社化に伴い15年3月に上場廃止になった。

 日本のスタバはデザート飲料フラペチーノの国内独自の味が受けて、15年3月期は4期連続で最高益を更新する見通しだった。米スタバは日本の成長力を取り込み、鈍化傾向にあるグループの収益力を高めるのが狙いだった。

 撤退するグループ本社もある。米マクドナルドは約5割を握る日本マクドナルドホールディングス株のうち、最大33%を売却する。異物混入など品質問題が大打撃となり業績が悪化。株式の一部売却で本社から切り離し、業績の足を引っ張るのを食い止めることにした。

 日本サブウェイをグループが買収するのは、スタバのように稼ぎ頭になることを期待しているからではない。そもそも、サブウェイがFC契約を結んで進出したのは日本とロシア、アラブ首長国連邦しかない。基本は本社が店舗と直接契約を結ぶ方式を取ることにしており、日本もこの方式に切り替えるのだ。

 日本に進出してきた外資系外食チェーンの日本法人に対する反応はさまざまだ。
(文=編集部)

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