「『打ち合わせに参加しないのも、Vをチェックしないのも、実は自分のこだわりや自我を出さないためなんですよ。自分の意見を言いだすと、こだわりが出て、スタッフと議論したりするでしょ? そして、意見が通らないとストレスになるでしょ? それなら、最初から自我を出さないで、スタッフや監督の言いなりになったほうが楽だから。僕は言われた通りにしかしないし、それ以上でもそれ以下でもない』。だから、スタッフも彼に注意したりすることがなかったんですよ」(同)

 ダンスの振り付けもドラマのセリフも完璧に覚え、動きも演技も言われた通りにこなす。「ここはこういうシーンだから、こういうセリフは違うんじゃないですか?」なんて、口が裂けても言わない。そもそも、そういう意見が生まれないように、打ち合わせ中もゲームをやって、やる気を見せない。どの現場でも、これが彼の仕事のスタンスだという。

 スタッフにとって、大物といわれる人たちの「このシーンのこの演出には、どんな意味があるのか?」といった時間や予算を無視した言動は頭が痛いものだろう。だからこそ、やる気があるようには見えないものの、要求には何でも応えてくれる二宮が重宝されるのかもしれない。

 そして、自我を捨ててこだわりを持たないスタンスは、ジャニーズのみならず芸能界を長く生き抜くための処世術でもある。現代社会の中で細く長く生きていきたい人は、彼を参考にするべきかもしれない。
(文=編集部)

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