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スタバ1杯で砂糖25杯分!ラテやモカも人間の摂取基準超、危険な砂糖依存で病気に

構成=編集部、協力=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事
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 この依存性は、砂糖を販売する企業側にとっては都合の良い性質です。砂糖業界は、ここ数年の消費者の砂糖離れ、または砂糖に代わる人工甘味料や高果糖コーンシロップなどの存在もあり、売り上げを落としています。

 しかし、それでも業界1位の三井製糖の売上高が約961億円(2014年度、以下同)、2位の日本甜菜製糖が約550億円、3位以下も日新製糖が約497億円、塩水港精糖が約263億円、フジ日本精糖が約190億円と多額を誇っています。

 砂糖の害を知った一部の人が摂取を控えたり、砂糖以外の甘味料を使うようになったりしても、これだけの売り上げがあるのは、砂糖に依存性があるからです。つまり、日常的に砂糖を摂っている人は、なかなかやめることができない。そして、そういう人たちが製糖会社の売り上げに貢献しているということです。

砂糖がやめられない人の精神構造

 さらに問題を根深くしているのが、砂糖好き、甘いもの好きの人たちに共通する「心のあり方」のようなものです。この人たちは、もともと依存心が強く、言い換えれば「甘えん坊」ということになります。

 子供ならまだしも、いい大人が社会に出て、そうそう甘えていられるものではありません。その不満が、甘い食べ物や飲み物に向いている、というのが私の見解です。

 そのため、砂糖を断つのは相当難しいことなのです。まず、自分に依存的傾向があるということを認めなければなりません。そして、何か不満や不安が生まれそうになった時、他人に頼ろうとしたり、他人のせいにしたりしたくなりますが、それがかなわない時、甘いものを食べたり飲んだりすることで、気持ちを紛らわそうとしていることに気付かなければなりません。

砂糖が欲しくなるのはビタミンC不足?

 砂糖の害としては、この依存性や常習性のほか、動脈硬化、高血圧、高脂血症などを引き起こすこともわかっています。また、免疫力低下をもたらすともいわれており、さまざまな感染症や花粉症などのアレルギーに関連しているほか、偏頭痛にも影響があるといわれています。

 さらに、神経機能攪乱作用があり、女性の場合は冷え性や生理不順の原因にもなるといわれています。そして、それが結果的に深刻な婦人病に結びついているとも考えられています。

 アメリカの生化学者・分子生物学者で、1954年にノーベル化学賞を受賞したライナス・ポーリング博士の研究では、「砂糖を食べた後、4~6時間は体の免疫力が75%低下する」ということが判明しています。この免疫力低下をカバーしようとして、体はビタミンCを浪費してしまいます。それがまた、さらなる免疫力低下につながるという悪循環が起きるのです。

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