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小保方晴子、ほぼ全員を捏造野郎扱い…強い自己顕示欲と自分への自信、恩知らず

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 まぁこれ以上引用してもどうしようもないので、あとは本書を買って確認していただきたいのだが、基本的にここまで引用した部分で言えることは、「ラッキー」「自己顕示欲が強い」「自分の能力に自信がある」「苦労や努力を認めてもらいたいと考える」「悪いのは他人」、でも「恩知らず」(小島氏の顔を忘れている点)といったところではないだろうか。

 本書は異例ともいえるほど論評されることが多かった書籍なので、オレも今回正直取り上げるのは躊躇した。だが、他の書評を読むと、本書に論評が研究分野等における核心が書かれていないことや、若山氏を悪人扱いしていることや自己弁護に終始していることについての言及が多かった。よって、オレはやや異なる観点というか、枝葉末節的なところから小保方氏という人物像を本稿で書いてみたくなったのだ。

 彼女のことを信じる人にとっては、理研、早稲田大学、マスコミ、そして日本社会がいかに腐っているかを知れ、本書は最良の社会分析書となるだろう。本当に怪傑ズバットだか遠山の金さんのごとく、日本と研究界隈に巣食う悪をバッサバッサと告発し、そこに抗う無力な現代のジャンヌ・ダルクがいかに報われないかという『おしん』的ストーリーも網羅された超絶スペクタクル作品に仕上がっている。

 だから、「小保方さんのことを信じてるんだったら読んだほうがいいんじゃないの?」ぐらいしか論ずることはない。オレ自身の感想としては、「もう無駄なあがきはやめろ」ぐらいにしか思わず、なんの感慨もなく本書を読んだ。いや、自分を貶めた様々な人への静かなる怨念を感じ、そこら辺には心を打たれた。ただし、オレとしては小保方氏のこの一言には「よくぞここまで言えたな!」と思った。P.183だ。

<2014年の間に私の載った記事は一体いくつあっただろうか。そしてその中に真実が書かれた記事は果たしていくつあっただろうか>

 あのさ、マスコミ関係者、これにもっと反論していいんじゃないの? オレらほぼ全員が「捏造野郎」扱いされているんだよ。ここでは「捏造」とかは書いていないけど「真実が書かれた記事は果たしていくつあっただろうか」の一言は、どう考えても「多かった」とは読み取れないよな。「とんでもなく少なかった」と解釈できるよな。

 つまり、小保方氏は今回の手記により、日本のマスコミ全体を批判する闘士としての人生を開始したとも解釈できる。ついに反撃の狼煙は上がった! さぁ、オレらはこれにどう対峙すべきなの? 『捏造の科学者 STAP細胞事件』(文藝春秋)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した毎日新聞の須田桃子記者もこの「捏造集団」のひとり扱い。大宅賞もインチキ賞扱いするこの小保方無双っぷり、このままでホントいいのかね?
(文=中川淳一郎/編集者)

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