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徳岡晃一郎「世代を超えたイノベーションのために」

ゴディバ、5年で売上2倍の秘密は「弓道の精神」?日本企業が捨てた仕事の仕方を実践

文=徳岡晃一郎/経営コンサルタント、多摩大学大学院研究科長

弓道で的に当てるということは自己の内面に向き合い、外側に向かって自分を表現することです。これはビジネスでも同じことが言えます。(略)仕事で自分を表現できるようになると、仕事に本質的な意味を見出せるようになるので仕事はより楽しくなり、強い責任感が生まれます。また、ひとつひとつの行動からよい結果を得て、人間として成長するチャンスも生まれます」

 これは、まさに筆者の持論である「MBB:「思い」のマネジメント(Management by Belief)」そのものだ。自分の思いはなんなのかを見つめ、その思いを一つひとつの仕事に込めて、向き合っていく。そんな私たちの原点を再確認させてくれるフランス人弓道家社長に感謝したい。
(文=徳岡晃一郎/経営コンサルタント、多摩大学大学院研究科長)

徳岡晃一郎/経営コンサルタント、多摩大学大学院研究科長

徳岡晃一郎/経営コンサルタント、多摩大学大学院研究科長

ライフシフトCEO
多摩大学大学院教授、研究科長、フライシュマンヒラード・ジャパン シニア・ヴァイス・プレジデント、多摩大学社会的投資研究所所長

1957年生まれ。東京大学教養学部卒業。オックスフォード大学経営学修士。日産自動車人事部、欧州日産を経て、99年フライシュマン・ヒラード・ジャパンに入社。人事およびコミュニケーション、企業文化、リーダーシップなどに関するコンサルティング・研修に従事。2014年より多摩大学大学院研究科長、2017年ライフシフトを設立、CEOに就任。主な著書に『MBB:「思い」のマネジメント』(共著、東洋経済新報社)『未来を構想し、現実を変えていく イノベーターシップ』(東洋経済新報社)、『人事異動』(新潮社)、『ミドルの対話型勉強法』(ダイヤモンド社)、『人工知能Xビッグデータが「人事」を変える』(共著、朝日新聞出版社)、『しがらみ経営』(共著、日本経済新聞出版社)など他多数。
株式会社ライフシフト

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